女の歯医者さんだった
私はこれまで長い間、患者さんのために、臨床医学の研究に打ち込んできた。
しかし、努力したわりに成果が乏しい。
もし、姓名判断や風水の教えを真面目に守っていたら、ノーベル賞は無理だろうが、観光旅行でストックホルムに行けたかもしれない。
最近心配なのは、今書いている、このシリーズの先行きだ。
そろそろネタ切れになるかもしれないと、不安におののいている。
それもことによると「ヤブ田玄白」という、名前のバランスがよくないためかもしれない。あとで先生に相談してみようと思う。
作品名:女の歯医者さんだった 作家名:ヤブ田玄白