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8.それって本当にエコ?


 なんだかガソリンエンジンのクルマは製造できなくなりそうな動きがありますね。
 世の中のクルマはすべからくEV(電気自動車)にすべきなんだそうで、ヨーロッパのほうから規制の声が上がっています。
 でも、EVって本当にエコなんでしょうかね?
 電気を作るのにCO2は発生しないとでも? 
 現状、発電の主力はまだまだ火力です、石油を燃やして水を沸騰させ、蒸気の力でタービンを回して発電して、送電線だの変電所だのでロスを生んだ上で、改めて蓄電池に電気を溜めてモーターを回してクルマを動かそうとしてるわけじゃないですか。
 一方ガソリン車やディーゼル車は石油で直接エンジンを動かしてクルマを走らせる、どう考えてもこっちの方が効率的な気がしますけど。
 要するに、EVユーザーの自己満足かもしれませんね、『自分はCO2をまき散らしていない』という……汚れ役を発電所に押し付けているだけのような気がしますけど。
『真の目的は日本車潰しだ』とも言われてますね、日本メーカーの燃費の良いクルマ作りやハイブリッドの技術に追いつけそうにないんで、自分たちに都合の良いルールを作って押し付けようと言う……なんか、スポーツ、特にウインタースポーツで日本人がトップに立つとルールを変えて来るのと似た感じですね。
 
 私が初めてクルマを買ったのは ‘83頃、ホンダの初代シティでした、あの頃から既に燃費はクルマ選びの重要ファクターでしたね、まあ、エコはエコでもエコノミーの視点からですが。
 その後、日本はバブル経済に突入して燃費など度外視したクルマも作りましたけど、それは例外的なもので、基本的に日本のメーカーは燃費の良いクルマを作り続けてました。
 現在乗っているのはダイハツ・タント、軽自動車です。
 80年代の軽自動車は『ガマンして乗るクルマ』でしたが、今の軽は実用上なんの問題もありませんね、走りを楽しみたい人や高速道路を多用する人には物足りないでしょうが、街乗りには最適だと思います、実用的なエコ・カーだと思いますよ。
 一方、ヨーロッパやアメリカには日本の軽自動車に準ずるようなクルマはほとんど見当たりません、このあたりの技術は日本の独壇場でアチラはついてこれない、だからEVだなどと言ってるんでしょう、私はそう思います。
「いや、ソーラーや風力でも発電できるじゃないか」と仰る人もいるでしょうが、現実的には需要の数%しか発電できていませんし、天候に左右されますので安定供給できません。
 更に言うならば、ソーラーパネルや蓄電池は処理の技術がまだなくて、耐用年数の切れたものは現状積み上げておくほかないそうですよ、環境に悪そうですよねぇ。
 原子力発電と言う手もありますけど、エコだのSDG‘sだの主張している人々には目の敵にされてますね。
 かつては鉄腕アトムやサンダーバードに代表されるような『夢のエネルギー』だったんですけどね。
『原発は危険だ』と言われますが、福島第一原発に関して言うならば、マグニチュード9.2などと言うとてつもない地震でも本体に損傷はありませんでしたし、自動制御装置もしっかり作動しました、ただ冷却水を送るはずだったポンプが水没して作動しなかっただけで……もちろんそれはお粗末なミスですが根本的な問題ではありません、簡単に対策ができる程度の問題でした、それなのにあの時に運転を中止した原発を12年経っても未だに稼働させないのはいかがなものかと、個人的には思っていますが……。
 ヨーロッパではチェルノブイリ事故のトラウマがあるかもしれませんね、それでもフランスは原発大国の道を歩んでいますけど。
 
 エコにしろSDG‘sにしろ、その精神に文句はつけません、間違ったことは言っていないし環境を守ることは大切です。
 ですが、そればかりを声高に主張する人々には疑問を感じます。
 それはなぜか。 
 はっきり言いましょう、エコにもSDG‘sにも目もくれずに私欲に走る国があるからです。
 どの国のことを言っているのかはおのずとわかるでしょう? あの赤い大国です。
 環境に配慮し、不足しがちな電力をやりくりしながらの経済活動と、そんな事お構いなしの生産活動ではどちらが有利か、言うまでもないことです。
 しかも現状ソーラーパネルはほとんどがウィグルで作られているとも言われ、アメリカでは「ジェノサイドパネル」とまで呼ばれています、収容所で作らせた製品ときちんと労働者に対価を支払いつつ作る製品、価格で勝負できるはずもないですよね。
 何度も書いていますし、荒唐無稽と言われるかも知れませんが、私はあの国は『世界征服』を目指していると思っています。
 環境保全は大切なことではありますが、あの国を支援するようなことになっては本末転倒です。
 なぜなら、あの国は環境問題など気にも留めませんからね、世界征服を成し遂げた暁には……ガクブル。