小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
ワタリドリ
ワタリドリ
novelistID. 54908
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

こがらしの季節!3「不快なにおい!」

INDEX|1ページ/1ページ|

 
清掃業の父親の収入だけじゃたりないのかな?あれこれ回らない頭で考えていたら、すぐにエレベーターが降りてきて、すごすご太一と一緒に乗り込んだ。扉が閉まり密室になると汗臭いというか独特な体臭が太一から匂ってきた。お風呂にはちゃんと入っているのか太一のそばにいるといつもこの香りが匂ってくるのだ。学は住んでいる階の5階のぼたんを押しながら再び眉間にしわをよせた。

太一「塾とかいってどうせ寝とんじゃねえ!前、学校の成績順位ドベチンだったし!(笑)机に隠しとんじゃねえって!」
しつこく生意気にからんでくる太一に、ついイライラしてしまったのかうっかり、

学「ジャージとかちゃんと洗っとる?(ー_ー)」と関係ない事を聞いてしまい、やはり太一もどことなく気にしてたのか、

太一「洗っとるわ!(# ゚Д゚)」と怒り出した。

体臭がして、性格も生意気で、キレやすい!変な意味で彼はマイナスの三拍子が揃っているなと、学は納得していて、差別に聞こえるかもしれないが太一は出来るだけそばにいてほしくない人間なのだ。

学「ていうか、太一おまえ自分の階押しとらんがん!(-_-)」

面倒で話しをそらそうとしたが既に太一の階の3階は通りすぎていて最上階の5回についてしまった。
するとドアがあいた瞬間いきなり、

太一「お前の家行っていい?母さんおらんのだろ!( ̄▽ ̄)」

学「はあ?こんな時間に何言っとんの!そろそろお父さん帰ってくるし!駄目だよ!(ていうか入れたくないし!)(-_-)」

だが、すんなり納得するわけじゃなし、太一は不意打ちを食らわすように、

太一「おりゃあ〜しねえ〜、引きこもり〜!ダブルパーンチ!\(^o^)/」とふざけて腹にダブルパンチをお見舞いしてきたのだ!

もちろん、とっさの事でよけることが出来ず学は加減のないパンチを2回、もろお腹にくらって「ごふ、うっ!\(☆Д☆)/!」となった!

一瞬、息が出来なくなりその場に腹をかかえしゃがみ込む学をお構いなしに、太一は、そのままスキップするように・・・。

太一「明日、家行くからお菓子用意しとけよ!\(^o^)/」と開き直りだ!

学が腹を抑えたまま、「はあ〜っ?」と太一に怒り出す暇もなく、太一は去りぎわ5階の全ての部屋のインタホンをピンポンダッシュして走っていった!

学「何してんだよ!( ⊳Д⊲#)」

学が怒りかけた時、太一は既に向こうのはしで大声でからかうように、

太一「お前が怒られろお~~〜!\( ̄▽ ̄)/ハハ・・・。(笑)」

とサルみたいにはしゃぎながら階段を降りて行った!

住人A「な〜に!誰?( ̄д ̄)」

学「やばい!Σ(゚Д゚)」

同じ階の住民のおばさんの声がしてドアが空きかけたから、学は面倒になって手前の自分の部屋にそそくさと鍵を開けて入っていった。