ルーインド東京 前編
頼子「良かったですね。あなた達は何をしてたんですか?」
掛「俺達は、さっきのデパートで
いろいろ補充するために探索してたんだ。」
頼子「なるほど、これは大変でしたね。」
遼真が懐中電灯で歌舞伎座内部を見回していると
遼真「歌舞伎座の中ってとても凄いなぁ~!
あそこからはお客さんもいっぱい来てそうで
なんだか僕達、ステージにいるみたいだよ!」
頼子「ええ、私達がいるのは本舞台にいるんです。
本来なら歌舞伎役者さんが演劇をされております!」
未夢「まぁ、電気も止まってるから暗くて見えにくいけどな。」
木村「あぁ、歌舞伎か!復興が終わったら、
またここで歌舞伎ができるようになるんだな!」
頼子「はい!そうですよね。それではここを出て、
避難所に戻りましょうか。」
遥達「ハイ!」
しかし、ここから東京に思わぬ悲劇が襲い掛かってしまうのだった。
気象庁本庁
気象庁職員が日本列島の状況確認すると
富士山に噴火していることに気づいた。
気象庁職員「あっ・・・‼た、大変です‼只今の静岡と山梨で
震度7の地震による誘発で富士山が噴火しています‼
直ちに国民に避難要請をお願いします‼」
気象庁の職員らは富士山が噴火しているのを騒然としていた。
|後《のち》に、富士山の火山灰は首都圏へと降灰していく。
ポイント⑨ 巨大地震はマグニチュードの大きさにより
地震を誘発することもある。
宝永地震や東日本大震災等でも同様のケースで発生しており
東海地方の場合、揺れが強いと
富士山が大噴火するケースもある。
大規模地震が発生すると火山活動が
活発化することも珍しい事ではない。
また、熊本地震が発生した直後には
阿蘇山の爆発噴火も発生している。
<後編につづく>
作品名:ルーインド東京 前編 作家名:SHUNJU