行く先のない愛情の処方箋
その時だけは自分を見てるはずだから
人のことは良くわかるのに
自分のことになると、さっぱりわからないものだ
自分の立っている場所を勘違いするのは不幸の始まり
人は誰でも自分自身に都合良く考える生き物
こう言ってもらえたから、きっとこうだと思うのはやめよう
ほんとのことは、言った本人にしかわからないのだから
人を想う時、その人の目がどこを見ているか良く確かめよう
想いが届くのはその人がこちらを見ている時だけ
見ていないのに想うことは自己満足でしかないんだよ
届かない「愛情」を抱くと、もがき苦しむけれど
効果てきめんの処方箋を見つけた
一文字変えれば病は完治する
「愛」を「友」に変えればいい
作品名:行く先のない愛情の処方箋 作家名:月音 光(つきねあきら)