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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
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理想の情報伝達(おしゃべりさんのひとり言 その66)

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理想の情報伝達



最近は仕事自体が、情報ビジネスとか言われてる。確かにこういう言い方はよくされているよね。
情報伝達の正確さとスピードが鍵になるのは、誰にでもわかること。
なのに、この情報を大切に、報告・連絡・相談できる人って少ないと思うって話を前回しました。
今回は僕の仕事の悩みみたいなくだらない話じゃなくって、この情報伝達の意味について考えてみたい。
じっくりイメージしてみれば、ビジネスのコツみたいなものが判るかもしれないから、よーく考えてみた。


かなり時代をさかのぼるけど、人類がまだ人ではなかったころの話。
いやもっと以前、僕らの先祖が動物だったころよりもっと前、単細胞生物の時代。
情報は遺伝子によって受け継がれてきたんだ。このメカニズムが一番すごいと思うんだけど。
親から子に教えなくても、自然と伝達される仕組み、意識とは違う本能ってやつなんだろうけど。
今これに近いのは、コンピューター内に仕込まれたプログラムみたいなものかな?

次に下等な動物の時代、情報を伝えるという認識なんかあったのかな?
敵に襲われそうな時に、大慌てで逃げて周囲に知らせることぐらいはできるだろうけど。
でも闇雲に騒ぐだけでは、どこにどんな危険が潜んでいるのかは、正確に伝えることはできなかった。
人混みで「キャー! 危ない!」と叫んだら、皆パニックになるよね。

例えば火山が噴火したという情報を共有できたのは、その状況を同時に目の当たりにした動物同士だけ。
まったく違う場所にいた動物に、その事実を伝えることなんかできなかったはず。
これは映画なんかを見て感動しても、その感情をうまく人に伝えられない時と似ているな。
逆に言えば、人に伝えるのが苦手な人は、伝えたい相手にその映画を見せるだけでいいと思う。そうすれば簡単なことだ。

もう少し進化を遂げたサルなら、おいしい木の実の在り処をどうやって仲間に教えることができただろうか。
ヤクザな動物は、おいしそうな木の実を食べている仲間から奪うかもしれないけど、親切なサルなら、おそらく木の実を見せて、その場所まで連れて行ったり出来るんじゃないかな。
引き連れて行動することで群れになって、コミュニティとなる。そこでなら常に情報が共有できるようにもなる。
身振り手振りの情報伝達手段にも、ルールが生まれるのかも。
他のグループともコミュニケーションが行われていって、情報交換はさらに発展する。
おお、人間に近付いてきた。
やっぱりコミュニケーション力は必要だよ。でもまだ、情報量は少ないな。

言葉の出現は、情報伝達を画期的に変えただろう。
人から人へ、一度に多くの人へも。
事実を見せなくても、情報を共有できる能力を手に入れた。
説明が苦手な人は、人類進化の過程で手に入れたこの特殊能力を活かせてないってことか。
逆に口がうまい人は、この能力を上手に操ってるって訳だ。

しかし大きな問題が生まれることにもなる。それで嘘も広がることになったのだ。
ここから人類の性格が悪くなっていく。情報操作の始まりはじまり。
事実を目撃しないというのは、非常に危険なことだと思う。
知っただけで満足せずに、常に自ら確かめるようにしないといけない。
噂を鵜呑みにすると、どこかおかしいことになるから、仕事では動く前に確認を取る必要があるんだ。

文字の発明は、もっと画期的に情報伝達を変えた。
伝えたいことが正確に伝播されるようになっていった。
しかも記録として、後世に残せる。
逆に間違った情報さえも、エビデンス(証拠)があるかのように広まるというリスクもはらんでいる。ネット情報のフェイクニュースみたいに。
だからネットじゃ、信頼のおける著者や出典が確認できる情報だけが、信用に値すると思う。

昔の情報伝達スピードは、人の歩く早さから馬の走る早さぐらいのスピードで広がっていったんだろう。
でもそれは途中で途絶えることもあった。
現代においては、電波や光の速さで大量の情報が拡散してる。
間違った情報を削除しても、もう根絶はできない。


ネット社会になって、情報の正確性より、個人の好みで選ぶようにもなってしまった。
ウソでもなんでもいから、自分が望む情報だけを信じる傾向が出来上がってしまってない?
右から左へ転送だけする癖が付いてしまって、自分で考えたり確認したりしない。
とにかく、情報発信や情報伝達が簡単になったと言うより、安易にできるようになってしまったのは間違いない。
これは昔よくあった、トイレの落書きと同じレベルじゃないかな。モラルが低い無責任なやつ。これを信じて生きるみたいなものかな。

・・・僕も、『ひとり言』を書くのも気を付けなくちゃな。

★昔は口頭連絡、手紙、電話、FAX、メール、今は・・・LINE?
より早く、より多く、より正確に・・・LINE??
それと、後で確認したい時に、アーカイブスとして機能するものである必要がある・・・LINE???

便利だからって役に立つ方向性が、ちょっとずれてるって意味なんだけど、解ってもらえるかなぁ?
浮き輪に頼って、いつまで経っても泳ぐ練習をしないような感じ。
だからLINEなんか使ってたら、ビジネスは伸びない気がする。

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  あれ? なんか思い付いた。
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★昔は口頭連絡、手紙、電話、FAX、メール、今は・・・LINE?
(ここから書き直し)

LINEはインターネットを介したただのツールだ。
そのうち新しいアプリが出て廃れるだろう。
もっといいアプリが出るといいな。

でもインターネット情報に頼りきりの現代人。
(もしインターネットが無くなったら)って考えると面白いね。
事故で中断するとかじゃなくって、必要なくなる世の中って来るかもしれない。

かつて言葉の能力を身に付けた事実、この進化は人間そのものの能力がバージョンアップしたってこと。
サルからしたら、それはまるで超能力だ。
文字の発明やインターネットの発明は、技術の進歩であって、人間のバージョンアップじゃない。
もし今後も人間がバージョンアップすることがあるとしたら、脳波が直接コミュニケーションをとるテレパシー能力を身に付ける時かな。

もしこうなれば、誤解はなくなるし、ウソなんかつけなくなってしまう。
テレパシーこそが、『理想の情報伝達手段』って言うのは飛躍しすぎか。

でも確かに、言葉にしなくても、感じて動いてくれる部下もいたっけな。


     つづく