第四話 くらしの中で
そこには小さな世界がある その1
私は現実ではほとんど知り合いに会うこともなく生活をこつこつ精進している。
一方でパソコンを開くと自分が関わっている小さな世界がいくつもあって、そのどれもが違った雰囲気の世界だ。
日本のみのSNSではわずかな友達の日記を読む。最近自分は書かないでコメントだけしているがお返事を読むのは楽しいものだ。
それ以外ではアクセスのみで閲覧者がどれぐらいいるかを知るサイトもあり、異色のSNSフェイスブックはブログをシェアすれば同じ友達が必ず来てくださってたまにコメントを書いてくださる人もいる。リアルとバーチャルが入り交じったここが一番くつろげる場所のような気がしている。
自分のブログは何を書こうが構わないので創作そのものは巧くなくても自由に書いている。我ながらちっともうまくならないなあと思うけどブログというものは大体自己満足の世界だと思っている。その代わり細かく読まなくても御礼のチェックだけはきちんとする。
最近現代詩フォーラムという投稿サイトへ再入会した。このサイトは2回も退会していてその都度自分の技量の無さにがっかりしてのことだったが、今回も亦同じような気持ちだ。
とても巧い人が何人か居てその人の詩だけは必ずチェックし時にはコメントを書くので先方の方も私が俳句や詩を投稿するとチェックしてコメントをくださるようになった。
ここで詩を書いても評価はされないような気がしているが、出たり入ったりするのも変なので退会はしないでおこうと思っている。
俳句もちっとも巧くならないけど毎日花の写真を撮ってそれに見合った俳句を詠む。それが老後の楽しみの一つ、私のライフワークとなっているからそれだけで良いかなと思う。
世界の写真投稿サイトフリッカーでは実力が無いのは当たり前と割り切っているのでがっかりすることはなく、他の人の写真を観ることは参考になるし、詩のブログに貼る写真をダウンロードできるのでここはとても大事なサイトだ。
会員数が何千万だから色々な国からの投稿があり、街の名前を調べたりして別の興味も湧いてきた。
私は有料会員でjapanと表示されているが植物の写真がほとんどなので日本の写真とは言えない。
たまに日本人の写真に出くわすと懐かしいからおかしなものだ。今までに5人ほどの日本人の投稿者に出合った。日本人には日本語でコメントを書いたが外国人にはコメントを書いたことはない。
コメントをもらっても色々な言語なのでわからないときは検索で調べる。返事はどのコメントも同じ英文を書くのでそれだけはとても早く打てるようになった。
作品名:第四話 くらしの中で 作家名:笹峰霧子