第四話 くらしの中で
その2
前章で「辛いことが続いている」と書いたが、これを書きながら過去のことを思い出していると今は前述のような恐怖もなく独りで住んでいるということだけを意味していた。
知り合いの人達は付き合いの度を深めてくれて、実際に何かをしてもらってはいないが誘えばいつでも話に乗ってくれる。ただ現状がコロナ蔓延の警告が出ているので顔を見て話せない状況ではあるが・・。
お互いが当時より年老いているので積極性がなくなりアプローチするのは自分のほうだが、それでも拒絶されることもなく先方からの温かい情が伝わって来る。
作品名:第四話 くらしの中で 作家名:笹峰霧子