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サイコパスナイト 起

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 管理組合にはその日のうちにサイトに書き込み、警察には翌日行く。いろいとと手違いがあったが、その週内には横浜の神奈川署にガキの問題を報告した。管理組合は、回覧板にベランダでタバコを吸うなと書いただけ。神奈川署は何も連絡がないので暫くしてこちらからかけると、きちんと対応してますと言うだけで、具体的な事は何も話さない。このやり取りは、9月の話だったと思う。少なくとも秋だ。不味いなと思ったのは、管理人からガキ達が、僕に因縁付けられて困ると言われたと聞いた時だ。何故かと言うと、それはガキがサイコパスだと決定づけるものだからだ。ガキはサイコパスと決定してしまったのだ。

 溜まり場は年内でなくなり、タバコの廃灰もちょっと減ったように思えるが、その後も続く。何度か警官を呼んだりしたが、その後も含めて上階はほとんど居留守を使う。出るのは、亭主を名乗る奴が居るときだけ。そいつの話は後にしよう。


 2章 天井からドリル音が

 2017年になって暫くしてから8月までの間、月に1、2度上階から数分間、ドリルでコンクリートを掘ってるような凄い音がする。そして8月には、寝室に居た僕の上でドリル音がする。部屋を出てトイレに行くとその上に、洗面所に行ってもその上に、リビングの流し台、最後はこのPCを置いてる部屋の上で、その音がする。マンションの管理組合のサイトに書き込んでいると、一度音が止んだが僕がまだ居る事がわかったからか、再度の凄いドリル音。さらに驚いたのが、その後に上階から、液体を注ぐ音、液体を飲む音、そしてあーだかうーだかいうガキの声。聞こえるはずのない音が聞こえるではないか。

 後でそういうことかとおもったのは、上記の音はスピーカからの音だ。普通のスピーカではなく、特殊なものだろう。そう考えられる根拠は、これから出てくる。また2017年度になって以降は、ガキは学校に行ってないようだった。昼間の時間にしょっちゅう、彼の出したと思われる音がするのだ。正確に言えば、誰かが上階にいると言うべきだろうか。大半の音は誰が出したかはわからないから。そして6月にエレベータでガキと会ったが、その服装や髪型はどう考えても学校に行けるものじゃない。その時も無駄とは思いつつ、タバコの灰や吸い殻をベランダから落とすなと行って、そこを出た。喧嘩になったら不味いと思い。

 9月には、更に見妙な事が起きる。PCを使っていると、度々上階の床か壁を叩く、トントンという音が頻繁にするのだ。それ以前にも、時々そういうことはあった。深夜早朝に限らず、静かな時間帯にPCを使っている場合に、だ。以前は週に1度程度だったが、その月には毎日数回になっていた。会社を辞めて以降は、生活時間はかなり滅茶苦茶だったので、周りに迷惑にならないように深夜はPCか本を読むことが多かった。また、匂いのキツイ料理を偶に深夜にしていた。しかし、上階の母親は普通じゃなかったのだ。

 今後は、ガキをベロ、母親をベラ、後に登場する亭主と名乗る奴をベムと呼ぶことにする。その理由は.....先を読んでください。今後書くので。
作品名:サイコパスナイト 起 作家名:隊長