端数報告4
おれは思うぞ。あんなマッポはヤサを見つけて火炎瓶でも投げ込んでやっていいんじゃないかとすら思うぞ。とにかく、おれの考え通り、実はとっくにみんながみんな感染していて容星になったり員姓になったりを繰り返しているのであればすべてが無意味ということになる。この一年半、「拡大防止の観点から」と偉そうな顔で言ってきた者らにとっては隕石が、
画像:ディープ・インパクト
こんなふうに己の頭にブチ当たるのと同じような衝撃だろうということになる。そいつら全員、石を投げられ、窓を割られ、家に《死ね》とか《一生マスクしてろ》といった落書きをされ、そいつらの子も学校でいじめられるがいい。もう本当にその後一生、
画像:ゴーグルマスク男
こんなふうに顔を隠して生きるより他なくなるがいい。
《私はコロナ禍のデマの際、恐怖支配に与しました》
と書いたタスキを肩に掛けて生きていけ。とおれは思うのだけど、しかし元々こんなことになったのも、
画像:おい!この裏切り者!
アメリカにこんなやつがいたからじゃないのか、というのが前回の話だったね。なんでアメリカにこういう人がいるかと言えばそれも元々、これの先祖がアフリカから連れて来られた人だったからだ。500年前のスペインがとてもとても悪い国で、おれの手元にクリストファー・コロンブスの子供向けの伝記(ナンシー・スマイラー・レビンソン著 偕成社)があるがそれには当時のスペインの図が、
画像:15世紀のヨーロッパ
画像:コロンブスの伝記表紙
こう書かれ、ここから船出したコロンブスが最初の小島に着いた話が、
画像:コロンブスの伝記82−83ページ
こう書かれる。スペインの船が「発見」した土地だからもうスペインのものなのだ。で、スペインに戻った話が、
画像:コロンブスの伝記114-115ページ
こう書かれる。この本には〈コロンブス以後〉の話としてマゼランについても触れられていて、それには、
画像:コロンブスの伝記195ページ 196ページ
こう書かれている。こんな歴史があるうえに、今もたとえば、
画像:トランプ元大統領
こいつなんかは500年前のスペイン王と何も変わってないもんだから、何かあるとすぐYTN運動とかいうのに発展し、店が襲われ商品がみんな持っていかれたりする。そんな話はおれが出してる、
画像:あした天気にしておくれ表紙
https://novelist.jp/88834.html
これに書いたりもしているんだが、とにもかくにもトランプなんかを長いことアメリカの大統領にしておかなければ、人種問題になどならず、誰も彼もがマスクを着けて歩くとこまでいかなくて済んだんじゃねえのか。
いま思うにそんな気がしなくもないけどどうなんだろね。まず最初に中国が白人を殺すウイルス兵器を作って放ったとのデマが流れてアメリカの中のエヴァンジェリカルが信じる。それがファースト・インパクトで、悪いことに強毒型が生まれてこれがセカンド・インパクトとなってしまう。
それは、
画像:企画・構成 西崎義展
こっち側にまで来ることもなくおさまったけど、けれどもサード・インパクトが次に必ず来るということになってしまった。「サード・インパクトってなんじゃい」と訊いても誰も知らないのだけど、来るということになっちゃったのだ。どいつもこいつも、何かくだらんアニメかなんかの見過ぎなんじゃないだろうか。
「サード・インパクトが来ることがわからないやつはバカなんだよ」
ということにまでなっちゃっている。「今日の感染者○人」と言えば学者は「これです! この数字こそ、〈波〉がそこまで迫っていることを示す数字なのです!」と言う。バカなやつにはわからんだろうがボクにはこの先生の言うことがよくわかるのさ。〈波〉がそこまで迫ってるんだよ。
ということになっちゃってるが、おれに言わせりゃ再三書いてきた通り、そんなもんは〈消防署の方から来た人間の数〉だ。そして前回書いたように、「今日は〈銀の当たり〉が○本」と言ってる。
ただそれだけの話さと言う。人口当たり1パーセントで100人にひとり。5パーセントなら20人にひとりの割で〈銀の当たり〉がいることになる。ある5パーセントの地域で日に千人を検査して「今日は50人」と言ってるところにWHOの誰かさんが、
「もっと検査しろ。2倍、3倍、それ以上だ。10倍やれば『今日は500』と言えるだろうが」
と言うのでそれをやることになり、十日で5千、百日で5万、一年間で《18万2500》を世界全体の累計に加えて、
「一千万になりました!」
と言う。そんなやり方をしなけりゃ累計は《百万》なのだがそれに気づく人間がこれを書いてるおれだけなので、
「一千万ですよ、いっせんまん! 〈銀の当たり〉がいっせんまん! 〈金の当たり〉のサード・インパクト、【一億人が死ぬ〈波〉】と換えてもらえるときが来たのに違いありません!」
と池上彰が言う。やったやった、バンザーイ。日本でも百万が死ぬぞー。そしたら、
「飲食店が悪い」
ということにして、「だから言ったろ」と言ってやるんだ。さあ死ね。百万人が死ね!
――と思ったが、死なない。変だな。なぜだろう。一千万では必要数に足りないのか。ではいくつなら〈金の当たり〉と換えられるのか。
わからないので1010万、1020万、1030万人と〈銀の当たり〉の累計を増やしていくしかないのであった。この考えに間違いあるわけないんだもん。続けりゃいつか、近いうちに、当たってくれることであろう。「すぐそこにまで迫っています。今度こそもうちょっとです」と、毎日毎日学者どもは声を揃えて言ってるのだし。
という考え方をWHOのトップにいる誰かさん、たぶんこんな、
画像:仕方修
感じの人がしていて信念を決して曲げない。「その考えはバカげています」と言う人間もひとりもないので、誤りに気づくこともない。とにかく一億死んでくれなきゃ彼らとしては立場が無いので、一億死んでくれないと彼らとしては立場が無いのだ。
日本の厚労省もまた、百万死なねば立場が無い。けれども無駄だ。〈波〉なんか来ない。前回見せたこの画のように、
画像:8月6・7日の新聞
一日の新規感染者1万5千。一体どれだけ検査したらこれだけの〈銀の当たり〉を数えられるのか。全国どこでも一律5パーとして30万人か。でも一方で死者が8とか20人。
少し前に見せた『ウイルス・プラネット』って本にインフルエンザで世界で毎年25から50万、アメリカだけで3万6千死んでいるとあったように、日本でもそれなりの数が毎年死んできているはずで、こんな数字は例年のそれと変わりがあるわけがない。インフルエンザで死んでたものが今はコロナに代わっただけだ。再三書いてきたように数が例年と同じなら当たり前のしょうがない数と言うしかないだけのもの。
このブログでだいぶ前に書いたように、2年前まで人が肺炎で死んだとしても、周囲の者は遺族に向かい、