まだ決めてない。
朝 テレビのスイッチを入れると、ニュースキャスターが「おはようございます。世界の終わりまであと七日になりました」と言う。
先にソファに座っていた<彼女>は、テレビからは離れる <僕>の動きを目で追った。
「これ、あなたが担当よね?」
「─ そうなんだ」
「今回は…どうやって人類を滅ぼすの??」
<彼女>の隣に、<僕>は腰を降ろす。
「──まだ決めてない」
「え?!」
「前の担当者の仕事が…凄すぎるんだよ……」
「確か前回は、大洪水で滅ぼしたんだっけ?」
「あの偉業と比べられると思うと──」
「プレッシャー?」
「今回の滅亡理由は人間のミスにしろって、上から言われてるんだよねぇ」
「何で?」
「発端が、前回のと同じ<神の怒り>だと…芸がないからって。。。」
先にソファに座っていた<彼女>は、テレビからは離れる <僕>の動きを目で追った。
「これ、あなたが担当よね?」
「─ そうなんだ」
「今回は…どうやって人類を滅ぼすの??」
<彼女>の隣に、<僕>は腰を降ろす。
「──まだ決めてない」
「え?!」
「前の担当者の仕事が…凄すぎるんだよ……」
「確か前回は、大洪水で滅ぼしたんだっけ?」
「あの偉業と比べられると思うと──」
「プレッシャー?」
「今回の滅亡理由は人間のミスにしろって、上から言われてるんだよねぇ」
「何で?」
「発端が、前回のと同じ<神の怒り>だと…芸がないからって。。。」