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第三話 くらしの中で

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その三


娘の今日のフェイスブック記事は写真付きのネイルの話でした。
毎回難しい仕事上の話題だと読者もそれ専門の人だけになるけど、巧く取り合わせているようです。

これまでも時々ネイルの写真はアップされていましたが、今回のは超ド派手。五本の指がそれぞれ鮮明なコントラストのカラーでびっくりしました。
ミャンマーにもこのご時世でネイルショップがあるのでしょう。

それにしても午前四時にロックダウンされました、ということで何もかもストップということでしょうか。フェイスブックに書き込みがあるということは、フェイスブックは大丈夫だったのでしょう。

危険な国に住んでいると女が男にもならないとやっていけないかなって、友達のコメントのリコメもたまに男言葉だったり尊敬語だったり。

高校生の頃は勉強もろくにせず、三年の二学期にやっと真面目にやり始めて六大学の一つに入学しました。
親には滅茶反抗的だった高校時代でしたが、大学の休みには帰省して可愛らしい顔が益々可愛くなっていたけど、親としんみり話すこともなく、男勝りの女の友達が入れ替わり立ち代わりやってきて外出し、すぐに上京していました。

踏み台にされた私と主人でしたが、ばあばにはとても優しかった。ばあばは孫(長女)が大好きで、帰る度に銀行へ直行しお小遣いをやっていたので、金遣いが荒い子になってしまい、最後は私達両親を困らせる羽目になりました。


そんなことがあったので、私は自分の孫にはその年齢なりのお小遣いやプレゼントをしています。
私の母は本当に自己中で、子供の将来のことを考えない人でした。

この短編の最初にも書きましたが反面教師ピカイチの人でした。
ああゆう婆にはなりたくないなと思います。


 完
作品名:第三話 くらしの中で 作家名:笹峰霧子