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紀之介
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されてしまった?
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「さ、里見君?!」
迷惑女は、一歩踏み出した。
「つい…先日、私にしてくれた事を 忘れてしまったのですか?」
ベンチから立ち上がったウチは、大悟を守るべく ふたりの間に割って入る。
「この子が、アンタに何をしたって言うの?」
「私の手に、傘を無理やり握らせたじゃないですか??」
作品名:
されてしまった?
作家名:
紀之介