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日記⑤

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2021.2.1

早いもんで、もう2月。年が移り変わってから1ヶ月が経った。


仕事がなけりゃ先立つは金。
焦りと暇を弄ぶ歌、物理的でないからこそ痛む。
悲しくないね楽しくないぜ、感情は軒先で行き倒れ。
先は見えない「けど大丈夫」僕に嘘をつかせた令和2年。

amazarashiの「令和2年」より。

グサグサと刺さる歌だ。もとより私に出来る仕事など限られているのに、応募しても返信すらない。何も考えたくなくて夜に160錠程薬を貪り3日間眠って、朝起きて日にち感覚も無くなり唇も皮がささくれ立って無理に剥がして、回らない呂律で応募先の店長の電話取って、言葉も出ない、たどたどしく話すガラガラな声がよほど気持ち悪かったんだろうな。すぐに「うちは条件が合いません」と失格。
痛む右腹部と、フラフラな足取りと真っ白な顔で実家に自転車走らせて「死にたいな、死ねなかった」とか今年中この想いを抱えたまま生きてくんだろうなとか。発狂したくなるのを堪えて仕方なく生きてくんだろう。

仕事が無けりゃ先立つは金。

大丈夫と言い聞かせ嘘をつく毎日。

核心を突くamazarashiの歌詞。

これに何も感じない人は、きっと幸せなんだろうな。

そういえばラインを消すつもりだ。

あの子とのやり取りはファイルに保存した。
あの子の歌声は保存した。

携帯ももう6年も使っててそろそろ寿命らしい。
人間も20年で人生終われば皆幸せを選択しながら生きてけると思う。


作品名:日記⑤ 作家名:sor