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紀之介
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最悪。。。
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「ふぁあぁ~」
不味い。
よりによって、大欠伸が手で隠せなかった。
おしゃれな喫茶店で、正面の席には相澤君が座っているのに。
無様に 大口を開けてしまったのだ。
決して眠気に屈した訳ではないのに。
むしろ緊張している。
それこそ、とっさに口を隠す手が動かない程に。
悲しいかな、何故か私は緊張すると、欠伸が出てしまう体質。
だからこそ、相澤君との初デートが始まったばかりのタイミングで大欠伸なのだ。
最悪。。。
作品名:
最悪。。。
作家名:
紀之介