続・くらしの中で
人との真の繫がりは難しい
最近特に身の周りの人との真の繋がりは難しいと思うようになった。
以前それに似たことを友人に話したら、求めすぎじゃないの？と言われたことがある。
それは言えるかなあとは思うが、なぜ今になって切々とそのような思いが湧くのだろう。多分コロナ禍で人と共に楽しむ機会がほとんどなくなり、束の間の表面的な繋がりさえ無くなっているせいだと思う。
以前はバーチャルでの付き合いでも心から心配し、困っていれば援助もし、またあるときは嬉しいメールを見てその日はワクワクできた。今そのときと同じ状況に戻ったとしても、あれほど熱くもならなければ別れの寂しさも感じないだろう。
最近養老孟司氏の「バカの壁」を読んでいるが、著者に言わせればそれが本当の真実だということなのだろう。
氏は真実なんて元々ありえなくて、自分自身でさえ昨日の自分と今日の自分は別の人間である、そういう移ろうことが真実だと述べている。
ある感情で怒りが湧いても、亦その相手を求める気持ちになることもある。
またその逆も言える。