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続・くらしの中で

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人から拒否されないためには



私は面倒くさがり屋なので、物を言うのもストレードだし書くのも必要なことしか書かなかったが、今年は年末のご挨拶と新年のご挨拶を自分のブログとフェイスブックに載せた。それも文字ではなく去年撮っていた紅梅の写真をバックに年始の文字入れをして同じものをそれぞれに貼った。

何かをしたら煩わしいと思われるだろうとか思いがちだが、丁寧に書かれたご挨拶を見て不快に思う人はいないと思う。

私のブログの一つ、楽天の写真と日記のブログに年末のご挨拶を付け加えたら沢山の方が見てくださったようだ。フェイスブックでも一応挨拶をと思って文字入れした同じ写真をアップロードしたら、常連さん(少数ではあるが)が皆さんいいねを押して下さっていた。


ラインでメールをくれる女性の友達が一人いるが、その方はいつもある友達にメールしたいけど迷惑になったらいけないのでよろしく伝えておいてねと言う。それは本音だろうと思うが、自分の気持ちを伝えたいのなら遠慮せずに直接その人にメールをすれば相手はうれしく思われるだろうにと思う。


ひょんなきっかけでラインを繋いでもらった年若のフレンドが一人いるが、年の差に少し遠慮しながら時々メールをしている。
今は入院中なので猶更鬱陶しいのではないかなと思いほんのたまにしかメールをしないが、年末に雪が降ったと写真を送ったら、年末のきちんとした挨拶の返信があり、来年もよろしくお願いしますと書かれていた。

元気な時には某SNSで日記を書くと必ずコメントをくれる人だったのだけど、入院した時点でどうかなと思っていたら病院からでも返事が来た。重症なので命がどれぐらいあるのか心配しているので、返事が来るとうれしいというより返事が書ける状態なんだという安心感があってほっとする。


別件の話だが、どのブログでもコメントのやりとりはしていないが、先日詩のブログにコメントが入っていた。滅多に先方からくることなどない大ファンの詩人さんからだったのでびっくりした。バーチャルなので実像は分からなくても、作品を通しての感想で、●●のフレーズの感性に脱帽と書かれていてうれしかった。

人というものはべたべたした情念的な言葉を向けられると、リアルでもバーチャルでも拒否反応を起こすものだけれど、付かず離れずの細い糸で繫がっていると糸は切れないものだ。

相手を尊敬する気持ちを持ち、距離感と頻度をわきまえて人と長くつながりを持ちたいものだ。


 完
作品名:続・くらしの中で 作家名:笹峰霧子