逆ナン好きの西中さんは…
外国人観光客を逆ナンして、自宅に誘い込み。殺して肉を喰らう。
業務用冷凍庫に保存し、少しずつ食べる。
髪の毛は毛布として使う。使い捨てにするので、洗濯は不必要である。
皮下脂肪は脂っぼくて食べれないが、ろ過すればランプの炎として使えるので重宝している。
皮膚はコラーゲン豊富であるからして美容の為に積極的に食べるのだが、生では硬すぎる。食べきれない分はゴミとして処分するのだが、最近はマキストーブの火種として使える事に気付いた。干して乾燥させると良く燃えるのだ。
骨はカルシウムが豊富だからして黒酢に漬け込んで溶かし、健康ドリンクとして飲んでいる。
西中の特技は便の搾り出しである。
絞ったものは、あますことなくバイオガスとして使うので、ガス代はゼロ円である。
西中いわく、人間は家畜としては美味しく尚かつ、経済的にも十分過ぎる程に使えるらしい。
そんな西中の大好物は脳ミソである。柔らかくて濃厚で、いくらでも食べられる。
だが、西中は知らない。同族種の脳ミソを食べると体内で異常プリオンに変化し脳内で増殖する。
狂牛病同様、脳がスポンジ(海綿)状になり、
足腰が立たなくなる。幻聴や幻覚に悩まされたり、人格障害や痴呆、分裂病同様の症状を呈したりする。錯乱状態を示すことも多い
主な症状がでるまでの潜伏期間は数年〜と長期を要するが治療法はなく、発症すると一年以内に死んでしまう。
とはいえ食べる事による感染率はまちまちで、とある食人部族からの調査から、実際の感染率は10%もに満たない事が判明している。
近年行われたマウスな実験では脳細胞を霧吹き状にして散布すると、それを吸ったマウスの感染率、致死率ともに100%になる事が判明した。新たな生物兵器の可能性を人類に提供してしまったかもしれない…
〜あとがき〜
■参考資料
肉を食べるのは当たり前…! 臓器や排泄物まで食べた「世界の食人カニバリズム事件」5例
https://www.google.com/amp/s/news.infoseek.co.jp/amp/article/tocana_42690/
https://wired.jp/2011/01/18/プリオン:空気感染は「非常な少量でも致死」/
作品名:逆ナン好きの西中さんは… 作家名:西中