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東村アキコといえば、漫画を寝ながら書くので有名だ。
ネームを書いたりするとき、軽い睡眠状態になるとストーリーのアイデアが沸くとかなんとか。
そのせいか、アキコ作は全体的に小難しい話がない。判りやすいストーリーで全体的な辻褄が合いやすいのだろうし、判りやすいぶん、多くの読者をターゲットにできる強みがあるのかもしれない。
寝ながらネタを思いつくやり方は、おそらく、ネームの段階で次のコマに身を任せるやり方だと思うので、小説の書き方と類似している処もあるかもしれない。ただし文字は左脳的要素が強く、目の前のテキストに身を任せるパターンよりも、右脳的に絵をイメージしたまま眠る方が良いかもしれない。
恐らくだが眠りをアイデアの極意としている作家は世界中探しても東村アキコくらいしか居ないかもしれない
そんな作者が書いた、ひまわりっ宮崎レジェンドは当人の殆実話だという話。もしそうなら、父親が面白過ぎるだろう。
だが、その意味では私の母も負けてない。前世が何世代も見えつつ、宇宙が始まる前の世界の記憶まである狂人ぶりなのだから。
母は時々、宇宙人と交信していたり、離れた人とテレパシーしている。最近はフィギアスケート選手の羽生結弦と交信しているそうだが、全く証拠はなく、しかし、それに関して本人の信念は強く、断固として真実であるとの一点張りを捻じ曲げない。
母との会話の半分は、その手の話であり、専門家が見れば、妄想障害、統合失調症等の病名をつけるだろう。
何もかも前世の因縁論に結びつけて考える人でもあるので、世の中で起きてる社会問題等も善悪の区別がつかない。因果応報の視点にて、被害者も加害者も無いという考え方。
母は一般人の価値観とは、完全に別次元の中で生きていて、たとえばコロナ問題に関しても
『自分はまだ死ぬタイミングじゃないから』といい、警戒心が低い行動する。
物語のネタとしては色々参考になるものの時々、大変。
先日は天から監視している宇宙人に向かって、『因果の契約が済んだので、もう十分』等と大声で叫ばされた。そうしないと、顔を真っ赤にして叱られる。
世間がコロナ問題に敏感な3月頃には海外渡航をしようとして、色々な手続きをやらさせる羽目になりつつ、なぜか母、食中毒でゲロを吐き、手続きが中断。結局、空港側の対策で運休が決まるのだけど、それは全て宇宙人のせいで、
母いわく、
全ての始まりは、
2008年頃に受けたという退行催眠療法で、それを受けた際には効果は無かったそうだが、その日以降から、ちらほらと前世を思い出しているという。
「効き目が無かったから催眠術を解除されなかった」そうです
「前世に振り回され、大変な思いをしている」のだと、母は憤慨していて
催眠術を解除して貰うべく、先生を探しているが行方不明らしい。