男が男にレイプされるという記事。
内閣府のpdfファイルを詳しく調べると、無理矢理の性交について【暴行や脅迫をされたか否かに関わらず】というニュアンスで質問してくる
脅迫されてない場合に無理矢理性交が成立しているケースとはどういうものなのか、そんな矛盾した定義等あり得るのか。
例えば【断りたかったけど断われなかった。暴行や脅迫を受けてないけど、自分にとっては無理矢理された。】という女性的な受け身の視点だろうか? しかしその場合、無理矢理感はあるのものの精神的許容範囲だろうケースだって少なからず有るのではないか? あるいは無理矢理なプレイスタイルだったのであり、遊びだと受け入れた前提で、【無理矢理された】とアンケートに記入した女性も居るかもしない。
被害統計として抽出するには、あいまいな質問の仕方であり、もっと他に直接的な質問の仕方があっただろうと思う。内閣府はなぜこんな中途半端な質問のやり方をしたのだろうか。
pdfファイルの中で他に注目すべき点は、子供の被害だろう。
13人に一人の女性の被害内枠で、約15%が小学生以下(12歳以下)で被害を経験している。この年代に無理矢理なプレイ(遊び)があったとするには、やや無理がある設定である。
13人に一人の女性、その内の15%がレイプ等の被害を受けるという事について、人口比率で推定するなら、『40万人を超える女児、幼児がレイプ被害を受けていた』という事になるが…
他に注目度されるポイントは
顔見知りの犯行が約85%
実父と義父が加害者になっている割合に差がない。
被害年代の幅は広く、50歳を超えてても被害にあう。
ちなみに過去の20年分の調査はこちらで参照できる
http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/chousa/h11_top.html
全ての記録を合わせると凡そ1万人からのアンケートを得ている。また直近の平成29年度と過去の記録について、中身に大きな差はない。
20年も前から国は13人に一人の女性がレイプな被害にあっている事を認識しつつも、その根本的解決方法を見い出せ無かったらしい。
次回の内閣府のアンケート調査には、精神的肉体的苦痛、後遺症をどの程度受けたか等の直接的な質問をして欲しい。
作品名:男が男にレイプされるという記事。 作家名:西中