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5.韓国はなぜ反日なのか



『韓国はなぜ反日政策を取るのか、韓国人はなぜそれを鵜呑みにするのか』
 これについては前回ご紹介したサイト『韓国はなぜ反日か?』に詳しいですが、かいつまんで解説します。

 朝鮮通信使によって17世紀に書かれた『日東壮遊歌』にこんな記述があります。

『天下広しといえこのような眺め、またいずこの地で見られようか。北京を見たという訳官が一行に加わっているが、かの中原(中国)の壮麗さもこの地には及ばないという。この世界も海の向こうよりわたってきた穢れた愚かな血を持つ獣のような人間が、周の平王のときにこの地に入り、今日まで二千年の間世の興亡と関わりなくひとつの姓を伝えきて、人民も次第に増えこのように富み栄えているが、知らぬは天ばかり、嘆くべし恨むべしである』

 大阪の街を見て書かれた一節ですが、日本の発展ぶりや文化に驚嘆するとともに、それが自分たちのものでないことを嘆き、日本人を穢れた血を持つ獣のような人間と蔑んでいます、結局、今でもこの感覚が抜けていないのです。
 にもかかわらず朝鮮は1910年に日本の併合を受け、その結果近代化を果たします、それが気に入らないのです、なにしろ日本人は『穢れた血を持つ獣のような人間』であるはずなのですから、その統治を受けたと言う事実は受け入れられないのでしょう。
『恨むべし』と言う言葉も出てきますね、恨(ハン)は民族に特徴的な感情の一つとして知られていますが、ここでいう『恨』は日本語の『うらみ』とはちょっと違います。
 日本では自分や近い者に害をなした人物や運命を『恨む』わけですが、恨(ハン)は『本来なら自分がそうあるべきだった成功や繁栄を羨み、わが身の不運を嘆く』と言った意味合いになるそうです。
 バラ色に輝く人生を夢見て、ふと現実を見るとそうではない、そのことを恨むわけです、そして誰が悪いのか、と言うことに思いを巡らせます。
 その標的として格好なのが日本だと言うわけなのです、日本による併合の実態から目を背け、自分たちが不遇なのはあの併合時代があったからなのだと妄想します、『穢れた血を持つ獣のような人間』なら武力で国を奪ったのだろうと決めつけ、日本の繁栄を目にすると、自分達こそああなるべきだったのに実際にはそうではない、それは日本が自分達から何もかも奪って行ったからなのに違いない、そう考えるのです。
 そして政府もそう仕向けます、自らの失政や経済の不振などを全て日本のせいにしてしまえば批判を免れます、そしてその上塗りに『謝罪と賠償』を要求するのです、その要求に日本が応じなければやっぱり『日本が悪い』なのです。
『謝罪と賠償』、何とも便利ですね、謝罪を引き出せば『ほぅら、やっぱり日本のせいだったんだ』と言えますし、国民も留飲を下げます、そして賠償を引き出せば懐も温まります。
 そして謝罪を拒まれたら『ほら、やっぱり日本は道徳的に劣る野蛮な国だ』と言えば良いのです。
 この『謝罪』について、日本人と韓国人では大きく受け取り方が異なります。
 日本では謝罪は普通に行われます、それこそ電車が1分遅れれば駅員は謝罪しますし、意図しない小さな過失、例えば濡れた雨傘が他人の服に触れてしまった、電車が揺れて荷物が隣の人に当たってしまった、そんなケースでも日本人は謝罪します、それが社会の潤滑油になると考えていますし、実際そうですよね。
 ですが、韓国における謝罪とは『私が悪ぅございました、どうぞ煮るなり焼くなりしてください』と言う意味になります、一方的に罪を認めて許しを乞う、それが韓国における謝罪です。
 これが国家間での正式な謝罪となれば、それはもう、それこそ『不可逆的』です。
『日本が謝罪した、ほぅら、やっぱり日本が悪かったんだ、奴らがそれを認めたぞ』となります。
『煮るなり焼くなり』と言ったも同然ですから、何度でも蒸し返して謝罪と賠償を求めるくらい朝飯前です、殺されても文句が言えない相手に対して『謝罪と賠償』で『矛先を収めてあげている』わけなのですから。
 
 また、『小中華思想』というものも影響していると思います。
 中国を親とし、地続きで真っ先にその文化や文明が伝わった朝鮮はその長男、海を隔てていて、伝来が遅かった日本は朝鮮の弟だとする考え方です。
 朝鮮は儒教が盛んな地です、元々は孔子の教え、『目上の者を敬いなさい』がいつの間にか『目上の者に逆らってはいけない』というようになっています。
 ですから、朝鮮では対等の人間関係は築けないと言います、一日でも年長であれば相手の上に立てるのです、それは年齢だけでなく地位にも当てはまります、地位が上の者には下の者は逆らえないのです。
 その考え方に沿えば、日本は目上であるはずの朝鮮に逆らってはいけないことになります、でも日本では儒教も小中華思想も盛んではありませんから朝鮮を兄だなどとは考えません。
 しかも実際には、東アジアでは17世紀の頃から日本の繁栄が群を抜いていました。
 それを不愉快に思う気持ちは前述の『日東壮遊歌』に明らかですね。
 弟であり、目下であり、『穢れた血を持つ獣のような』国であるはずの日本に後れを取り、あろうことか併合までされてしまったと言う事実は消し去ってしまいたいくらいでしょうね、実際、韓国では不都合な歴史をなかったことにして、望ましい歴史に書き換えてしまうことはしばしば起こります、でもさすがに併合の事実は世界の知ることですから書き換えてしまうこともできません、そしてその負のエネルギーが反日に向けられるのです。
 
 なぜ朝鮮は日本に併合されたのでしょう?
 まずはその地理的な位置が原因の一つです。
 なにせ中国と地続きで、ロシアとも近い(地図を良く見るとちょっとだけ接してます)、そして海を隔てて日本とも隣接しています、朝鮮半島はその三国にとって軍事的に重要な位置にあるのです。
 そして、当時の朝鮮が政治的に不安定、と言うよりもそもそも政治が機能していないのに近い状態だったこともまた確かだったようです、政府はあったのですが王朝もまだ力を持っていて混乱状態にあったようです、ですが、朝鮮はこのままでは立ち行かないと言う認識は同じだったようで、王朝はロシアにすり寄り、政府は日本にすり寄りました。
 朝鮮半島を手中に出来れば清とロシアににらみを利かせられます、ですが当時の首相、伊藤博文は併合に反対でした、日清、日露戦争後だった日本は財政的に厳しかったからです。
 それが大きく併合に傾いたのは伊藤博文が安重根に暗殺されてからです。
 その安重根を未だに列士として崇め、日本人が最も恐れる人物としているのは失笑を禁じ得ません、本当は併合を決定づけてしまった人物なんですけどね。
 国内の意見が割れていたにせよ、不本意であったにせよ、朝鮮側も望んだ併合であり、反対派だった伊藤博文を暗殺したことによってそれは現実のものになったわけです。
 そして併合の結果は、前回の『私が気づいた時』に書いた通り、平均寿命が18年伸び、人口も2倍になるというものだったわけですが。
 
 つまり、一言でまとめるならば……。