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紀之介
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問答無用で。
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「ふぁあぁ~」
大学の廊下で大欠伸。
何故か俺には、過剰に眠い期間と 全く寝られない期間が、交互に訪れる。
今は 過眠期間だ。
昨晩 あれだけ寝たのに、まだ寝足りないらしい。
(さっき 昼を食ったから、なおさらかぁ)
幸い、4コマ目の開始までには まだ2時間弱ある。
(小教室で行われる 参加者7人の講義で、居眠りは避けたい──)
俺は、いつもの空き教室で 仮眠を取る事にした。
作品名:
問答無用で。
作家名:
紀之介