左端から見れば全部右寄り Part 2
1. 2019年・日韓関係を振り返って
今年も残すところあと1日、今年は日韓関係が大きく揺れ動いた年だったと思います。
1月3日、韓国で元徴用工への賠償を命じる判決が出ました。
そもそも‘65の日韓請求権協定で解決済みの話です、これまで日本の経済界はずいぶんと韓国に優しかったのですが、この判決で韓国は虎の尻尾を踏みましたね、日本の企業に謂れのない賠償を求めたんですから当然でしょう。
そして、経済界に限らず「韓国は国と国との約束を守れない、守ろうとしない国だ」と言う認識が広まったように思います。
そこへ持って来て2月には文喜相議長の天皇陛下への謝罪要求、ひびが入った関係に更にくさびを打ち込んでしまいました。
そして7月、日本が韓国への輸出管理の強化、いわゆるホワイト国外しを決定し、それを受けて韓国がGSOMIA破棄を人質にして管理の緩和を要求して来ます。
まあ、日韓関係は最悪の一年でした。
しかし、私に言わせれば、元徴用工判決は協定破りですし、文議長の謝罪要求は「いわゆる従軍慰安婦問題」に絡んだもの、元徴用工判決に反発する日本への嫌がらせですね。
ただ、韓国の政治家と言うのはどれだけ日本に強気で出られるかがダイレクトに票に繋がるようです、日本が徴用工判決に反発したとなれば、韓国世論は『イルポンのくせに生意気だ』となるでしょうから、議長としては更なる要求を出さないわけには行かなかったのかもしれません。
でもそんなのはこっちの知ったことではありませんね、経済界がそっぽを向いた以上日本を叩けば経済に響きます、まあ、それでも反日感情が大事なんでしょうから勝手に貧乏になって下さい。
そしてフッ化水素を始めとする輸出管理、これを韓国では「輸出規制」と呼びますし、しばらくの間日本のマスコミもそう呼んでましたが違います、フッ化水素は軍事目的に使用される可能性があるので、輸入した国はそれがどう使われたのか報告する義務があるのです、「横流ししてないよ」と言う証拠を出すのは当然、それを韓国は3年もの間しらばっくれていたのですから、日本としては「報告がないなら輸出しない」と言う措置を取るのは当然のことです、制裁的な意味合いを持つ「規制」ではなく、あくまで「管理」なのですから韓国は報告書を提出すれば良いだけのこと、それが出来ないなら横流ししてたと見做されても仕方がないですよね、ですが韓国はこの措置に怒ってGSOMIAの破棄を持ち出します。
いやいや、自分で自分の首を絞める行為ですよね、日本が韓国からの軍事情報を得られないのと同時に韓国も日本からの情報を得られなくなるのですから。
韓国と北朝鮮の戦争って、終わっていないんです、単なる休戦状態、しかも韓国は北朝鮮と地続きなんですよ、日本の優秀なレーダーで得られた情報を共有できなくなるのは打撃のはずです。
日本はと言いますと、全くと言うわけではないようですが、それほどは困らない、北朝鮮とは海を隔てていますし、ミサイルに関して言えば日本のレーダーで充分対応できます、アメリカからの情報も得られますしね。
日本と韓国の間に正式な軍事同盟関係はありませんが、日米、米韓は同盟関係にあります、つまり日韓はアメリカを介しての間接的な同盟関係にあるのです、アメリカとしては日米韓の連携で中国、北朝鮮を抑えておきたいわけですから『韓国、何言っちゃってくれてるんだ』ってなものです、おまけにどうも韓国はイランにフッ化水素を横流ししていた可能性が高いのです、となればアメリカに愛想を尽かされるのは当然で、日本も愛想を尽かしていますし、北朝鮮は文大統領の再三のラブコールにもかかわらず、どう見ても友好的ではないし、更に中国も韓国をあまり信用しても重要視してもいない様子。
日本からの高純度フッ化水素が入って来ないおかげでスマホなどの製造にも支障をきたしているようですし、日本製品不買運動のあおりで韓国国内工場の業績が悪化し、日本に出かける観光客が激減したおかげで旅行業界も青息吐息。
どうなるんでしょうね、韓国は……まあ、知ったこっちゃありませんがw
《左れば斯る国人に対して如何なる約束を結ぶも、背信違約は彼等の持前にして毫も意に介することなし。既に従来の国交際上にも屡ば実験したる所なれば、朝鮮人を相手の約束ならば最初より無効のものと覚悟して、事実上に自ら実を収むるの外なきのみ》
福沢諭吉の『脱亜論』の一節です。
150年も前に福沢翁は見抜いていました、慧眼と言わずに何と言って良いのでしょう。
裏を返せば150年前から韓国(当時は朝鮮ですが)は変わっていないと言うことです、この先150年、いや、彼らが好む言い方を借りれば1,000年変わることはないでしょう。
セオウル号事故の際、ローマ法王も仰ってます『この事故をきっかけに倫理的、霊的に生まれ変わることを望む』と。
戦場において最も恐ろしいのは背後から撃たれることだとも言います、軍事的に韓国を敵に回せば敵が増えるのは明らかですが、背後から撃たれる心配はなくなります。
その代わりに味方に引き入れた国は首筋が寒い思いをすることになるのではないでしょうか、なにしろ《背信違約は彼等の持前にして毫も意に介することなし》ですからね。
作品名:左端から見れば全部右寄り Part 2 作家名:ST