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妖精戯談

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おまけ

  現実のゴブリン

 近年、五月になりゴールデンウィークの真っ只中になると、すでに真夏日。これに辟易している方も多いかと思います、もちろん我が家もですが。そんなゴールデンウィークでのお話。
 たまたま冷蔵庫の賞味期限が切れかけた牛乳に気付いた、当時小六のわたしの娘。
娘「お父さん、これ、もうすぐゴブリンが笑うよ?」
私「マジすか?じゃあ、さっさとやっつけちゃうか」
娘「まかしとき!」
 コップに注いだ牛乳を二人で飲み始めると、酷い味に噴出した私。この悪くなりだした牛乳の味というのは、どう表現すればいいのでしょうか?
娘「おとん?もしかしてゴブリン笑った?」
 娘は飲む振りで、飲んでいない……。無邪気な笑顔だけ。謀ったな……。
私「ゴブリンの大爆笑……。賞味期限、明日までなのに」
 とまあ、なま物や乳製品の賞味期限自体は、保存のし方やら条件やらで変わるし目安なのでなんですが、確かにゴブリンを発見。しかも五月。去年もゴブリンが笑いました。ゴブリン警戒令発動、早過ぎる。やはりゴブリンは冷蔵庫の片隅で、虎視眈々と狙っているのでしょう。わたしたちの心の隙を狙っているのです。
 ジブリのアニメ「借り暮らしのアリエッティ」での終盤で、少年がアリエッティに向かって、「君たちは滅び行く一族なのだ」みたいなことを言いましたが、きっと、消えるのではなく、時代と共に妖精たちも変わっていくのだろうと思います。
 例えば、近年現れたグレムリンがいます。電化製品の普及と共に現れた妖精です。電化製品の調子が悪ければ、それはグレムリンの仕業となります。
 となれば、ネット、SNSの普及によって、また新たな妖精が妖精界より現れるのかもしれません。いや、もしかしたら、もういるのかも。
 何故なら、彼ら妖精は、我々の与り知らぬ超自然的な存在。人の無意識から現れ、意識から意識へと渡り歩いた妖精は、電気信号化された0と1の羅列の中で、妖精王国を築いているかもしれません。
 
 因みに、借り暮らしのアリエッティはボロウワーズと呼ばれる妖精です。イギリスの児童文学者、メアリー・ノートンの小説に登場した妖精なんだそうです。

作品名:妖精戯談 作家名:ヒロアキ