おしゃべりさんのひとり言【全集1】
あとがき
歴史に残る名言とは、誰もが考え付くことを、一番に口にした人の言葉だと思う。
それが共感というものを呼び起こす。
誰しもが自分の思想を多くの人に告げられるもんじゃないですが、すっごくいいことを思い付いたのに、誰にも聞いてもらえず消えてなくなるすごいアイデアもいっぱいあると思うんです。
僕も今までの人生でそういうことが何度もあって、他の誰かが同じことを言ってるのに気付いて、(僕のアイデアなのに)と悔しくなったり、(ブームになる前からそれやってたよ)って、言いたくてももう遅いと残念に思ったりも。
だから『ひとり言』を言いたくなるんです。愚痴を言うひとり言じゃなくって、先手を打って言っときたくなるんですよね。
共感されることを期待して言うのが、『ひとり言』のいいところ。
皆さんの『ひとり言』も聞かせてくださいよ。
僕の『ひとり言』は、一旦100話で終了します。
3年間お付き合いいただいて、ありがとうござしました。
また続けるかもしれませんけど・・・
作品名:おしゃべりさんのひとり言【全集1】 作家名:亨利(ヘンリー)