L K 2 「希望と絶望の使者」
あとがき
ペットが懐いてくれた経験のある人なら、動物とも意思疎通ができると考え、動物の感情の存在を疑ったりしません。
でも機械になんか、感情があるはずありません。人なら誰でも分かることです。それでも自分の愛車やお気に入りのカメラなんかに、愛情を注ぐことも時にはありませんか? その対象物に自分の気持ちが通じることを望んでいるのです。
その最たる対象が、人工知能(AI)なんじゃないでしょうか? やはり気持ちが伝わって、それに応えてくれることを期待してしまうのです。だから人は将来、機械が感情を持つことを受け入れてしまうかもしれません。
しかしその感情が、単にプログラムされた表現に過ぎないとしたら、それを見分けるのは困難です。いくら好意的な感情を示しているように見えても、ほんの僅かでもAIのプログラムが損傷したら、その綻びから何が生じるか分かりません。その時、悪意の芽生えたプログラムに、感情でいくら訴えかけても、修正できるはずないじゃないですか。
・・・最終章に続く
作品名:L K 2 「希望と絶望の使者」 作家名:亨利(ヘンリー)



