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最近思うこと④

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«感情をろ過して生きる»


 このシリーズを続けようと思って③まで書いたがあれから暫く止まっていた。多分その時の気持ちに変化が生じたのだろうと思う。

 今朝は夜が明けない内に目が覚めてしまったので①から読み返してみた。最近書いたものなのでその内容の気持ちは今でも同じだ。

 只、環境が変わっているので自分を取り巻く何もかもがさらりとしたものになっている。
可もなく不可もなくという所だ。

 自分の素直な気持ちを妨げていたものがすっかり消えて、残っているのは自分自身の前向きな気持ちと身体を真剣に労わる日々の実行のみになった。

 心を満たすものと言えば目下、俳句修行とそれに伴う(ブログに貼る)写真撮影のみ。
でも以前のように写真を撮影するために遠出をすることはなくなった。何かを思う気持ちは同じだが身体には不安があるので動きの少ない生活をしている。

 他人との交流も私的なものから公的なものへと移っている。そこには個々人の私的な感情の交流はなく目的に向けての会話だけがあり、又その為には日々の準備がある。その準備の為に書籍に頼り、新聞の関係欄に目を向ける。

 車で写真を撮りに出かける時は独りで人の居ない山や海へ向かう。花を撮るときも人で賑わう日を避けてその前後に出かける。

 もうすぐお花見の季節だ。お節句は四月三日と四日なのでその日には行かず前日に行き誰も居ない場所を独り占めして器量良しの花のマクロを撮ったり爛漫に咲く桜の遠景を撮る。

 一眼レフのレンズは望遠とマクロレンズの二つが交互に入れ替わる。
 快い独りの時間である。

 心中に雑念がなく、かと言って飛び切りうれしいこともないが、この程度が良いのではないかと思うこのごろだ。
たまに人が来宅したり共に会食をすることもあるが、それも一瞬の快楽として思い入れを出来るだけ控える。

 次第に熱い詩が詠めなくなったり、人を好きになったり憎んだりする気持ちから遠ざかっているが、世間から遠ざかってしまうのはまだ早すぎるかなとは思う。

 ましてやこの世からは・・。
作品名:最近思うこと④ 作家名:笹峰霧子