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美しい日本語を守る会 その1

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 NGTナンちゃらについては全く分からないのだが、ニュース番組では新支配人とかいう女性の会見が放送されていた。この新支配人、
「本人とも、ほかのメンバーとも、心を割って話をしたい」
 と言っていた。

 おいおい! 心を割ってどうする!? 「腹を割って話をする」だろう。どうしても「心」を使いたいのならば、「心を折って話をする」や「心を開いて話をしたい」があたくしの知るかぎり正しい日本語だと思う。
「心を折る」、本来は「気持ちを相手側に曲げる」という意味だったが、平成に入り「挫折し立ち直れなくなる」として用いられることもあり使用に際しては要注意。
 少し分かりやすく言い換えるならば、
「心に寄り添って話をしたい」
 がしっくりとくる。

 この会見を聞いて「ほれ! 見たことか、一事が万事」と言うつもりはないが、やっぱりテレビを見過ぎると馬鹿になるようだ。