ファンクラブ発足!?
(12月某日、ライブの打ち上げにて)
ヒューゴ 「この間、俺、家のデスクの上にこんなもの見つけた」
(ヒューゴ、1冊の冊子をみんなに見せます)
ジミー 「何々、『ピッパ・ニューマンファンクラブ会報創刊号』!?」
フィル 「ピッパ、自分のファンクラブなんて立ち上げたんだ…」
スティーブン 「何だか、『乗っかってる』感がすごいですけど」
ヒューゴ 「問題は最初の1ページだ…」
(ヒューゴがファンクラブ会報を開くと、何とそこには「名誉会長ごあいさつ」と、ほほ笑むヒューゴの顔写真が…)
ヒューゴ 「何で俺がピッパのファンクラブ名誉会長になってんだ!?そんな話は全然聞いてないぞ!?」
フィル 「まあ、ヒューゴはピッパのことを一番知ってる人物だし、一番ピッパのこと推してくれそうだからなぁ」
ヒューゴ 「そうだとしても、ピッパのやつ、30過ぎてんのにチャラチャラしやがって…はあぁ…(頭を抱える)」
スティーブン 「ていうか、ピッパさんのファンクラブって何するんですか?」
フィル 「う〜ん…まずはライブするなら、チケットの先行予約販売かな。あと、会報誌を発行するとか」
ジミー 「会員にクリスマスカードやバースデーカードを発行したりな」
ヒューゴ 「会員限定ライブもやるし、会員限定グッズの通販とかもするんじゃねえ?」
フィル 「でも、そもそもピッパのファンって居るの?」
ジミー 「そこな」
ヒューゴ 「ピッパの活動を紹介してファンを増やしていく、いわば『布教』も…ファンクラブの役割じゃねえの…?ハハ、アハハ…」
作品名:ファンクラブ発足!? 作家名:藍城 舞美