20話 あとは野となれ山となれ ー直向きに-
朝起きたら…さ、寒い…いよいよ季節は秋、10月半ばじゃあたり前か…。
しかし、 眩しいほどの日差し、抜けるような青い空…。
青空に誘われて海へ…久しぶりに砂の上を素足になって歩いてみた。
穏やかな神様の懐のような柔らかな温かみ、そうか…今はもう秋なんだ
本当に静かになったなぁ…夏の海辺の喧騒が嘘みたいだ。
町の人口もだいぶ減って、散歩の人が通り過ぎ日常が戻ってきた…。
大事に生きて行こう…真摯に直向きに…いよいよ冬眠の季節が近づいてきた…。
今日、私 随分前向きだなあ…こんな日もある。
作品名:20話 あとは野となれ山となれ ー直向きに- 作家名:のしろ雅子