小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
のしろ雅子
のしろ雅子
novelistID. 65457
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

12話 あとは野となれ山となれ -晴耕雨読ー

INDEX|1ページ/1ページ|

 
12話 晴耕雨読

最近、午前三時ぐらいで目が覚める。
 だいぶ時間を過ごしてからカーテン越しに朝の光が差しはじめる。
 今日も眠りが浅くなった意識の中で時計の鳴る音を聞いていた…。
 一…二…三(やっぱり三時だ…)…四(結構寝たな…)五…(そんな?)六…そして…九、十…時計は十二まで鳴りつづけた…。
 どおいう事?…意味わかんない。 
 暗闇の中で愕然…て事は…まだ今日なんだ…寝たのは確か…ニュースが始まる前だった。
 えっ!…二時間しか寝てない…。

 海辺の町に移り住んでから 晴耕雨読にいそしんでいる。
 日が昇ってきたら起き、日が沈んだら寝る。
 東京のど真ん中で生まれ育った私は、今考えると生活時間がかなり変則的だった。
 あの頃は健康意識なんて皆無で 飲んで遊んでた普通の事だった…。
 でも今は健康も自己責任なんて時代だもんね。
 その頃はメタボなんて言葉もなかった。 
  病気になると同情されたけど、今は自己管理が悪いって、病院に掛かると税金の無駄使いみたいに言われちゃう。
 海辺の町に移り住んで…健康に暮らしてるつもりでいたけれど…。 
 たいした運動もしてないんだもの2時間で目が覚めるのも当たり前…。
 
 そお言えば…晴耕雨読の“耕”が無いな…。