逃げるということ
私ではもうどうにもならない問題を突きつけられ立ち止まる。正解は見つからず最悪の選択肢のみ深く考える。ふと、この不器用な体、上手く操れない心、蓄積し現実を突きつける私の問題から簡単に逃げることができると思う。勿論漠然と良くないことだとは分かるがなぜなのか分からず、その選択肢が手軽に私の体に巻き付き離れなくなる。逃げたあとはどうなるだろう。きっと今よりは苦しくないのかもと感じる。残されるもの等はどうでもいい、1度ぐらい私の独りよがりで決めてもいいだろう。ご飯は何にしよう、明日の天気は何だろう、逃げちゃおうか、その選択肢が1番私に優しくずっと寄り添ってくれてる親友なのだ。夜寝る時にそれを抱いて寝るほどに。