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黒い森/B F
黒い森/B F
novelistID. 65328
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「一生友達」

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あなたは、友達は大好きですか・・・?

嫌いな人も少数派に居るかも知れません。

友達は時には善し、時には凶となる。

もしかしたら、あなたの友達の方もあなたへの”友情”が深すぎるかも知れません。

これは、青森の田舎に住む男の子の話である。

名前は、”西川 宗田”という、男の子。極々普通の男の子である。


夏休みの事。

友達の”星野 康介”君と遊んでいた。

二人で、山で遊んでいた。

山奥にも関わらず、井戸と、半壊の建物が有ったのだ。

僕は不気味に感じたが、好奇心が勝ってしまった。

星野君は嫌がっていたが、行きたくないなら、一人で帰りなと、悪戯少しで言ってしまった。

何故か?それは簡単。星野君は山の帰り道も知らない、それに、星野君は怖がりだからだ、怖じ気づいて星野君は少しの間、硬直していた。

僕はドンドンと、建物に進んでいった。


星野君は少しずつ僕の後ろに付いて来るようになった。

僕は建物に進んでいても、建物は微動だにしない。


何故か星野君の足音が遠くなっている様に聞こえた。

友達の星野君は、もう後ろにいない。

残っているのは、草や、花類に、血痕がダラダラと付いていた。

僕は気味が悪くなり、その場から颯爽と逃げた。

友達を置いて行くなんて僕は最低だと思いながら、逃げていた。


次の日。先生は泣いていた。何故かと思ったが、一瞬で悟った。

星野君の事だろう。

先生はこう言った。「皆さん。悲報です。皆さんのお友達の星野君が行方不明になってしまいました。皆さんも気を付けて下さい。星野君の分まで、授業頑張りましょう!」と言った。

僕は現実逃避して知らない様な顔をした。

重罪になってしまった。

横で声がした。「一生友達だよ。約束だよ!」という声が耳元でした。

隣には誰もいない。また声がした。

「こっちへおいで!」とまた声がした。


僕は取り付かれた様に、教室の窓を開け、ベランダから飛び降りた。


それからは誰も知らない。


Bad END
作品名:「一生友達」 作家名:黒い森/B F