小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
立夏ましろ
立夏ましろ
novelistID. 29230
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

涙が落ちるとき

INDEX|5ページ/18ページ|

次のページ前のページ
 


2020.7.6
明日の命日に備えて
一日早く墓まりに行った
細かい雨が肩に落ちる中
花を添えて草を取っていた

見たことある方が男性二人
なんと弟の友達
亡くなって12年
命日と年末と年2回必ずおいでになる

10年目にもう
「来ないで下さい」
「忘れて下さい」
と母が伝えた

それからは必ず墓においでになる
小さな田舎の共同墓地
小さな御堂に濡れながら座り
3人で思い出話しに盛り上がった

若く亡くなり無念だったろうと
私は思う

思いで話をしながら
雨より大粒の涙を3人で流した

作品名:涙が落ちるとき 作家名:立夏ましろ