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立夏ましろ
立夏ましろ
novelistID. 29230
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涙が落ちるとき

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4a 涙が落ちるとき(ひと夏の思い出)


花火夜空男体山



  https://www.youtube.com/watch?time_continue=5&v=klfD8uKTpe8




夜空に咲く花火
一瞬のうちに華やかに
咲いては散る

あでやかに
我が恋の実らざる行方と
どこかにている

今宵の花火
思いで橋で一人見る
人生ってこんなもん
浴衣の袖に忍び寄る風は
秋のよそおい

ひとり生きる
秋はさびしく間近にせまる
思い出橋から
花火の奥に見え隠れする
男体山の黒きやまなみ


作品名:涙が落ちるとき 作家名:立夏ましろ