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立夏ましろ
立夏ましろ
novelistID. 29230
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涙が落ちるとき

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10 涙が落ちるとき    

https://youtu.be/5GiFG4sCP0A


山が折り合う
谷間の宿
どこまでも
つづく山々

窓からみると
川が流れている
どこまでも続く

流れを見ている
と吸い込まれる
ような。

障子をあけると
川のせせらぎが
谷間から聞こえる
小鳥の声が響く
何を求めてなくのか
小鳥たち
いつまでも泣きやまない
小鳥たち
いつまでもたちこめる
湯けむり

重ねた体の
ぬくもりを
覚ますような

風が川から
立ちのぼる

夢を見ました
見てはいけない
夢をみました
湯けむりたちこめる
宿で


作品名:涙が落ちるとき 作家名:立夏ましろ