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佐野みむろ
佐野みむろ
novelistID. 42051
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アンデッド・ストック

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放課後のストーカー




     一週目・月曜日


「深草(ふかぐさ)君って、深読みするよね」

 クラスメイトにそう言われた。

 思えば、僕こと深草深時郎(しんじろう)は、そう言われて育ってきたようなものだった。短い人生を遡れば、小学生の時から言われている。

 とにかく僕は、「深読みする奴」という印象をクラスメイトの初賀瀬(はつがせ)千歳(ちとせ)さんに抱かれていたことに、驚きを禁じ得ない。「それ」と分かるような行動や言動はしないよう、常に気を付けていたつもりだったから。

「初賀瀬さんには、僕がそう見えてるの?」

 僕は初賀瀬さんを見上げた。

 僕は椅子に座り、彼女は立っているため、見上げる形になる。現在、図書室にいる生徒は僕と初賀瀬さんしかいない。カウンターには司書さんが本を広げて座っているけれど、お喋りをする僕たちを見咎めず、自らの世界に没頭している。

 初賀瀬さんは僕よりも背が高い。長い髪は腰の辺りまで伸びていて、肌は陶器のように白かった。クラスの中でずば抜けて成績が良いというのも含めて、超然とした雰囲気を持つ人だった。

 僕の方から積極的に話しかけたことはない。掃除当番や委員会活動で一緒になったことくらいが彼女との少ない交流だ。だからこそ、彼女に僕の「癖」を言い当てられたことは衝撃だった。

「そうね。道に転がっている石にも何らかの意味があるのではないか、って一日中考えてそうなイメージがあるわ」

 当たっている。