Babyhood
ヒューゴ「俺は何つっても、人見知りエピソードだな。俺が挨拶しようと近寄ったら、彼は逃げるようにサラのもとに行って、後ろに隠れた(苦笑)」
フィル「あぁ、それ僕も見てた!そのあと、ヒューゴが『恥ずかしいのかい?』って聞いたら、なぜか泣き出したんだよね」
ヒューゴ「あんとき俺、苦笑いして首かしげたが、心ん中じゃ軽くショックだった。何か嫌われ要素があったんだろうか、俺…」
ジミー「ヒューゴは背が高いし、当時はよく派手な髪形をしてたから、怖く感じたんじゃないかな。そんなおまえも、のちに双子のパパだよな」
ヒューゴ「あぁ」
フィル「ちなみに僕も、スティーブンに『抱っこおいで』って言ったら、『ぃや』なんて拒否られたことあるよ(笑)
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フィル「ジミーは何かある?」
ジミー「自分が別のバンドのベースのセオドリックとランチに行った帰りかな、偶然シュルツ母子に会ったんだ。自分は普通にスティーブンと触れ合いしたけど、セオドリックのやつ何考えてたのか、スティーブンの口から急におしゃぶり抜いて、スティーブンがギャン泣きしたんだよな〜」
ヒューゴ「うわ、大人げねえ」
ジミー「だろ?それでサラがすごい目つきでセオドリックを見て、すごい低いトーンで『おしゃぶりを返してあげなさい』って言ってた」
フィル「サラのリアクションは当然だね」
ジミー「それで彼女の気迫に押されて(笑)、『悪かったよ、返すよ』なんて言ってスティーブンの口におしゃぶりし直してた」
ヒューゴ「そういやスティーブン、2歳近くまでおしゃぶりしてたそうだな」
フィル「『おしゃぶりをしないとすぐに泣いちゃうのよ〜』ってサラが言ってたのを何となく覚えてるよ」
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ジミー「で、フィルはスティーブンのどんなエピソードが印象的だった?」
フィル「僕個人的に傑作なのは、ティムが言ってた『スティーブン放水事件』だね(笑)」
ジミー「あ〜、してたしてた、その話」
ヒューゴ「もろ顔面に…のあれだろ?(笑)懐かしいな」
フィル「『一部始終を見てたサラがウケてたけど、ちゃんとフォローしてくれた』とも言ってた」
ヒューゴ「当時の俺は子ども居なかったから、話聞いて彼らの様子を想像して笑っちまった」
ジミー「何だか…おむつ替えを毎日やってたサラの苦労が偲ばれるな」
フィル「そんなミニ災難もあったろうけど、家族の話をするときはいつも喜々として話してたよね、ティムは」
ヒューゴ「あぁ、そうだったな」
フィル「それと彼、自撮りの家族写真とかスティーブンのソロショットとか、いろんな写真を見せてくれたことがあったよね」
ジミー「そのときは自分たちもみんな、目尻下がりっぱなしだったなぁ。やっぱ赤んぼには、人の心を明るくする力があるんだろうな」
フィル「うん、きっとそうだよ」