小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
藍城 舞美
藍城 舞美
novelistID. 58207
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

Babyhood

INDEX|1ページ/1ページ|

 
フィル「スティーブンのチビちゃん時代で何か印象に残ってるエピソードはある?」

ヒューゴ「俺は何つっても、人見知りエピソードだな。俺が挨拶しようと近寄ったら、彼は逃げるようにサラのもとに行って、後ろに隠れた(苦笑)」

フィル「あぁ、それ僕も見てた!そのあと、ヒューゴが『恥ずかしいのかい?』って聞いたら、なぜか泣き出したんだよね」

ヒューゴ「あんとき俺、苦笑いして首かしげたが、心ん中じゃ軽くショックだった。何か嫌われ要素があったんだろうか、俺…」

ジミー「ヒューゴは背が高いし、当時はよく派手な髪形をしてたから、怖く感じたんじゃないかな。そんなおまえも、のちに双子のパパだよな」

ヒューゴ「あぁ」

フィル「ちなみに僕も、スティーブンに『抱っこおいで』って言ったら、『ぃや』なんて拒否られたことあるよ(笑)


                      (';')(';')(';')(';')(';')(';')(';')(';')(';')(';')(';')(';')

フィル「ジミーは何かある?」

ジミー「自分が別のバンドのベースのセオドリックとランチに行った帰りかな、偶然シュルツ母子に会ったんだ。自分は普通にスティーブンと触れ合いしたけど、セオドリックのやつ何考えてたのか、スティーブンの口から急におしゃぶり抜いて、スティーブンがギャン泣きしたんだよな〜」

ヒューゴ「うわ、大人げねえ」

ジミー「だろ?それでサラがすごい目つきでセオドリックを見て、すごい低いトーンで『おしゃぶりを返してあげなさい』って言ってた」

フィル「サラのリアクションは当然だね」

ジミー「それで彼女の気迫に押されて(笑)、『悪かったよ、返すよ』なんて言ってスティーブンの口におしゃぶりし直してた」

ヒューゴ「そういやスティーブン、2歳近くまでおしゃぶりしてたそうだな」

フィル「『おしゃぶりをしないとすぐに泣いちゃうのよ〜』ってサラが言ってたのを何となく覚えてるよ」


                     (';')(';')(';')(';')(';')(';')(';')(';')(';')(';')(';')(';')


ジミー「で、フィルはスティーブンのどんなエピソードが印象的だった?」

フィル「僕個人的に傑作なのは、ティムが言ってた『スティーブン放水事件』だね(笑)」

ジミー「あ〜、してたしてた、その話」

ヒューゴ「もろ顔面に…のあれだろ?(笑)懐かしいな」

フィル「『一部始終を見てたサラがウケてたけど、ちゃんとフォローしてくれた』とも言ってた」

ヒューゴ「当時の俺は子ども居なかったから、話聞いて彼らの様子を想像して笑っちまった」

ジミー「何だか…おむつ替えを毎日やってたサラの苦労が偲ばれるな」

フィル「そんなミニ災難もあったろうけど、家族の話をするときはいつも喜々として話してたよね、ティムは」

ヒューゴ「あぁ、そうだったな」

フィル「それと彼、自撮りの家族写真とかスティーブンのソロショットとか、いろんな写真を見せてくれたことがあったよね」

ジミー「そのときは自分たちもみんな、目尻下がりっぱなしだったなぁ。やっぱ赤んぼには、人の心を明るくする力があるんだろうな」

フィル「うん、きっとそうだよ」
作品名:Babyhood 作家名:藍城 舞美