こんなミステリーはいやだ 事実は小説よりも……
・トリックに超能力が出てくる
・お馴染みの登場人物以外では、犯人役の一人しか出てこない
・本のカヴァーイラストがネタバレしている
・自殺・事件の両面で調査のはずなのに、作者自身が現場の描写で「男が殺されていた」と書いてしまっている
・題名でトリックが分かってしまう
嘘くさい内容でしょうが、これらは実際に私が読んだことのあるミステリーです。この歳になると多少の凡作や駄作では驚かなくなります。
ところが最近驚いたものに出くわしました。あらすじを記します。
(あらすじ ここから)
自称名探偵が、ある家に突然やって来て「お前の家に空き巣が入った。調べて見ろ!」と言います。
この家の隣家では殺人事件が起こっているにもかかわらず、この自称名探偵はこの家の主人にしか興味が無いようです。名探偵ならば隣の殺人事件を調査推理しろよ! という他の人の意見を無視して、主人に「早く調べろ! グズグズしているのは何かやましいことがあるのか?」と迫ります。
探偵の標的は主人の奥さんにまで及び「お前のカミさんも怪しい! 夫婦で何か隠しているだろう?」と難癖をつけるのです。
売り言葉に買い言葉でこの家の主人は「私たち夫婦がこの空き巣事件に関与していたら、素直に自首しますよ」と言ってしまいます。
この言葉に勢いづいた名探偵は、
「だったら、お前たちが犯人ではないという証拠を出せ! それが出ない限りお前たちが犯人だからな!」
とさらに理不尽な要求をします。
この騒動を一目見ようと集まった野次馬の中にも名探偵同様の理不尽な連中がいて「そうだそうだ! お前が犯人だ!」と騒ぎ立てるのです。
多くの善良な野次馬の興味は隣の殺人事件にあるというのに、主人夫婦が憎い名探偵と馬鹿な野次馬は相変わらず主人夫婦をなじっている真っ最中です。
(あらすじ ここまで)
いかがでしょうか? 酷い作品ですよね。どこかの馬鹿なテレビ局で2時間ドラマにしてくれないかな? と思ったらすでにテレビ中継されてましたね。
この作品は、現在連載中らしいですが「自称名探偵死亡のまま未完」となりそうです。同じ未完でも先日身罷った内田康夫の「孤道」とは大違いです。
内田康夫の「孤道」は結末までを広く一般に公募して完成させるようですが、上記の作品は誰も引き継がないでしょうね。それよりも隣の殺人事件を作品にしろよ! とまとも読者なら思っちゃいますよね
もう一つ、四月1日付の朝日(ちょうにち)新聞「転成珍語」から、
野党と一部のマスコミは相も変わらず「森友問題」は首相の責任と主張している。しかしちょっと待って欲しい。森友問題は首相の責任と主張するにはすでに見苦しい時期に来てはいないだろうか。
安倍憎しというだけで野党の真摯な姿勢が、今ひとつ伝わってこない。放送法の緩和が怖いのか? 特亜にとって安倍総理とはそれ程までに恐れられる存在なのか?
森友問題における野党とマスコミの主張は、政権からも国民からも、無罪の者に犯罪を犯した証拠を出せという無理難題と主張しているという声もある。
このような声に野党とマスコミは謙虚に耳を傾けるべきではないか▲
思い出してほしい、過去にも何度も野党とマスコミは国民の声を無視して、自分たちや特亜の利益誘導に終始していたではないか。
野党は「無罪の者に犯罪を犯した証拠を出せ」という頓珍漢な主張をして多くの日本国民から失笑を買っている。
確かに今の安倍政権には背中を狙ってくる石破・野田・小泉・村上といった獅子身中の虫という問題もある。政権に赤信号が点っているとの論調も見られる。だが、心配のしすぎではないか? 赤信号はすぐに青に変わるのだ▲
総理夫人を証人喚問という主張は一見一理あるように聞こえる。
しかし、だからといって本当に野党は森友問題は首相の責任と主張できるのであろうか?
それはいかがなものか。的はずれというほかない。そのことは先の証人喚問で証明されたではないか▲
事の本質はそうではではない。その前にすべきことがあるのではないか。
野党とマスコミは、未来を担う一員として責任があることを忘れてはならない。
野党とマスコミの主張には危険なにおいがする。自分たちに都合の良い意見だけを採り上げるのではなく、各方面の声に真摯に耳を傾けてほしい▲
野党とマスコミに疑問を抱くのは私たちだけだろうか。
森友問題は首相の責任と主張したことに対しては多くの日本国民からの反発がある。無罪の者に犯罪を犯した証拠を出せというのは無理難題だ。という声も聞かれる▲
野党とマスコミも真の日本国民からそっぽを向かれることは望んでいないはず。しかし野党とマスコミからは政権に難癖をつけたいだけの不埒な論理しか見えてこない。
森友問題は首相の責任と主張する事はあまりに乱暴だ。野党は再考すべきだろう。
繰り返すが野党とマスコミは難癖をつけたいだけの不埒な論理である▲
森友問題は首相の責任と主張したことは波紋を広げそうだ。今こそ真の野党とマスコミの存在が国民から求められてる。
繰り返すが、赤信号の次は青信号なのである。
以上「転成珍語」からでした(^^)
作品名:こんなミステリーはいやだ 事実は小説よりも…… 作家名:立花 詢