『 晩年にされると困るために書いた話 』
あなたは河原に70体、置かれていましたよ。
それは丁寧な言い方に直しただけのことですが…つまり、
死んでる体はどこかに保存されているとかいないとかいう話なんだって!
汚ねぇな、死ねよ!!
いいんだよ。世界を牛耳る奴は何やっても。
てめぇはメダリストじゃないし、芸能人でもないだろ。
「パンピー」
誰なんだ、そいつは。テレビでも見たことないのに。誰かの追っかけですか?
それから、いきなり私の魂が彷徨っているようなことがあるらしく、
テレビの大物霊を追っかけているとかいう話なのですけども。
魂…追っかけ止めて、今、ジンニク人気らしいから。
そんなことを考えながら生きていたら、ある朝、体に苔むして。
…いるような気がしただけ、すると、
「あんた火だるまになった未来があるよ」
ないです、と思うから生きているんですが。
道路に血溜まりを何回か見たのだけれど、目の錯覚かもしれません。
そうだ、ツーホーしないと。
パトカーが現れて、それから警官がちらっと私を見て通り過ぎていく。
無駄だな、税金払ってんのに、生きていきたくねぇな。
なんか、銃声の話すると、セーシン飲まされるって。
そんな国、安全じゃないのね。
だけども、人が泣いたり破綻することが怖い神様が八百万いるから、
一人が泣いても喚いてもきっと、天井に張り付けられるだけだから。
働いてる時の怖い話は、またいつか。
まじで首の鳴る話、今日は人生自体、終わってる。
作品名:『 晩年にされると困るために書いた話 』 作家名:みゅーずりん仮名