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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「新恋愛病院・不倫病棟」 第十四話

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一度帰った美佳は一月後にまた訪ねてきた。
鉄男に頼んで早奈枝と恋愛小部屋に入った。

「早奈枝さん、お忙しいのにまた訪ねて来てゴメンなさい。どうしても聞いて欲しい話があってきました」

「いいえ、仕事ですから全然気になさらないで下さい。彼さんと会われたのですね?」

「はい、ここに来た次の日に約束して、一週間ほど後に会いました」

「どうでしたか?彼さんの印象は」

「そうですね、理想ではなかったけど人柄は良いと感じました。会ってしばらくしてホテルに誘われましたがお断りしました。もう少しお互いに分かり合えるようになってからと言いました。その時はそうかそうだよなって返事くれたのですが、二度目に会った時も強く誘われたんです。私は早奈枝さんが言われたように、身体だけを求められているのだと感じるようになりました」

「そうでしたの。彼さんがあなたを好きになってしたくなったという気持ちは何となくわかりますが、それほど強引に誘うことはちょっと嫌ですね。この次に会う時に、もしくはメールで今後求めるようならもう会わないとおっしゃられたらどうですか?」

「ええ、そうですね・・・でも、いい人に感じられるから、本当に心から私のことを好きでいてくれるのなら、私も長くしていないので、そのう願望もありますし悩んでいます」

「気持ちが揺れているということですね。女は男性が感じるセックスへの満足度と少し違う部分があります。彼さんはあなたを抱くことでスッキリとしてこれまでの思いからあなたへの態度が変化する可能性もあります。それを承知で許してもいいと思われますか?」

「どういうことでしょう?私のこと好きではなくなるという意味でしょうか?」

「男性の気持ちは目的を達する時までが上昇です。女性は身体の関係になっても気持ちは上昇します。下降気味の彼さんの思いに美佳さんが不満を感じることになるかも知れないということです」

「男性全てにそう言えるのでしたら、どなたとお付き合いしても同じことになるのですよね?元夫は私の身体に飽きたということだったのでしょうか?」

「辛いでしょうが、そういう部分も感じられます」

「では、どうすればずっと私のことを好きでいてもらえるのでしょう?」

「彼さんにとって身体だけじゃない魅力を感じさせてあげればよいと思います。それか、他の誰よりも彼さんを興奮させる自分を作るかです」

「魅力ですか?綺麗に変われということですよね?ダイエットとエステでしょうか?」

「会うたびにあなたが変わってゆけば彼さんも新鮮だし、魅力を感じられるように変わるでしょう。しかし、なかなか痩せるということは難しいですよ」

「スポーツジムへ通って運動すれば少しは痩せられるかと思いますし、友達が話していたんですけど、汗をかくと肌も綺麗になるらしいです。だから、少しずつでも頑張って変われたら、長くお付き合いが出来ますよね?」