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藍城 舞美
藍城 舞美
novelistID. 58207
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サラは女帝?

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 フィル 「作者が言うには、最近サラが女帝っぽくなってるらしいんだけど、僕にとっては『女帝』というより『お母さん』みたいな人だね」

 スティーブン 「えっ、お母さん!?」

 フィル 「うん、そう。なぜかというと、よく僕らに手作りお菓子の差し入れしてくれるし、それがまたすごいおいしいから」

 ヒューゴ 「あと、俺らがシュルツ邸に集まったときには『母親』と『4人の子』状態になるよな」

 ジミー 「スティーブン以外のメンバーと年齢変わらないけどな。ところでヒューゴはサラのことどう思ってる?」

 ヒューゴ 「うーん、俺は彼女をPEARL(LBのファンの呼称)の代表だと思う。インディーズ時代の作品から最新作までCD全部持ってるし、年に何回も俺らのライブを見に来てるからな」

 フィル 「僕らが版権をめぐってレコード会社ともめたときも、すっごく支えてくれたしね。あれには今も感謝してるよ」

 ジミー 「そう考えると、サラはPEARLの中のPEARLだよね」

 スティーブン 「俺も同感です」

 フィル 「僕もだよ。ところでジミーは、サラのことをどう思ってる?」

 ジミー 「お姫様」

 フィル、ヒューゴ、スティーブン 「ほえぇ!?お姫様!?」

 ジミー 「そ。っていうのはさ、彼女バイオリン弾けるし、フィルが言ったようにお菓子作りがうまいし、おまけにおしとやかなキャラだから。まさに『お姫様』って感じしない?」

 スティーブン 「ジミー兄さん、うちの母、お姫様から全っ然かけ離れてますよ…?」

 ジミー 「ハハ、確かに息子から見りゃあ、母親のこと『お姫様』だなんて言えないよな〜。あ、でもさ、作者が言うには、『サラ』って名前はもともと、ヘブライ語で『王女』を意味するんだってよ」

 フィル 「へえ〜。『名は体を表す』っていうのは本当なんだね」

 ヒューゴ 「それには俺も完全同意だ。……で、スティーブンにとって、サラはどんな存在だ?」

 スティーブン 「母親です、まず第一に。それと…『LBのプライベート面でのリーダー』ですかね」

 フィル 「そうだね。彼女は前リーダーの夫人だし、いろいろな場面で僕たちを支えてくれてるからね」

 ヒューゴ 「つまり彼女は、今や『LBファミリー』の掛け替えのない一員ってわけだ」

 ジミー 「またフィルの言ったことの繰り返しだけど、サラはLBの『女帝』じゃなくて、『母』だな。それも、優しく美しい母」

 フィル、ヒューゴ、スティーブン 「「「全くそのとおり!!!」」」

 (…おや、天上でも誰かがこくん、こくんとうなずいてますよ^_^)
作品名:サラは女帝? 作家名:藍城 舞美