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はえ

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あるところにふつうのはえがおりました。





あるときはえは、にんげんがすんでいる、あかいやねの家にいきました。
「ハエはうるさいから、嫌いだ!ハエたたきはどこだ?」にんげんがおそいかかってきました。

「ひどいなあ、にんげんがそらをとぶきかいは、ぼくらの12ばいうるさいのに。」はえは、そうおもいつつ、にげだしました。





あるときはえは、にんげんがすんでいる、あおいやねの家にいきました。
「ハエが手をこする動きをみるとぞっとするの。殺虫剤はどこかしら?」にんげんがおそいかかってきました。

「ひどいなあ、にんげんとおなじで、ぼくらもてにゴミがついたらあらうのに。」はえは、そうおもいつつ、にげだしました。





あるときはえは、にんげんがすんでいる、きいろいやねの家にいきました。
「ハエってうんこにたかるんだぜ!くっせえの!水鉄砲で撃ち落としてやる!」にんげんがおそいかかってきました。

「ひどいなあ、にんげんのにんぷさんがごちそうをたべるように、こどもをうむときは、とくべつなえいようをつけなければならないの。」はえは、そうおもいつつ、にげだしました。





さいごにはえは、にんげんがすんでいる、畑のある木でできた家にいきました。「ここでも、おそいかかられるのかなあ」ハエはみがまえました。にんげんがでてきました。

「ハエさんのおかげで、作物が受粉して、農業が出来るよ。ありがとう」
にんげんはおそいかかってきませんでした。

「ありがとう、にんげんさん!ぼくをひつようとしてくれるにんげんさんもいるんだね!」はえは、そうおもいつつ、はたけにある、はなのみつをたべにいきました。





おわり
作品名:はえ 作家名:さりりん