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田舎の工場での奇想天外な出来事

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第2話:千葉の田舎に就職2
 山下先輩は、東京六大学出身で、訳あって夜学を
卒業したようであった。
 コックのアルバイトも、経験していた様で、
料理がとても上手であった。
 休みの日には、ポークソテー、ビーフカレーとか旨い料理を
ごちそうしてくれるのが、最大の楽しみであった。
 離れの社宅は、三部屋で、妻帯者用としてつくられていた。
 そこの六畳の部屋に、麻雀台と四つの椅子を買って来て、
仕事を終えた後や、休日に、麻雀をして、楽しんだのである。
 その時は、十二才年上の、この工場唯一の営業担当、坂井先輩が、
得意先から帰ってきて、よく参加していた。
本社から来る、いけめんの本社の営業部長も、
よく誘ったものであった。
 これが一番の息抜きになった気がする。
腕の方は,山下先輩が飛び抜けて強かった。
 彼の性格通り,几帳面な打ち方で相手が、リーチをかけると、
うまく逃げたし、調子の良いときは、
強気で、うってくるのであった。