LOVE BRAVE外伝 第3話
道なりに進んでいくと、岩でできた枠の奥で、非常に強靭そうな巨体の悪魔が翼と両腕を大きく広げ、そこに黒猫の姿の悪霊の群れが集められている様子が見えた。
悪霊猫の中には、一瞬こちらを向いて、ギラギラした目と鋭い牙をむき出しにして邪悪な笑顔を見せる黒猫や、右斜め下から現れて一瞬しかめっ面を見せて上方に移動するトラ猫も居た。
それらを見て、フィルがおののきながら言った。
「これ……僕がつい昨日見た夢と全く一緒の光景だ…」
作者は静かに言った。
「何だか、みんなが見た悪夢の光景が続いてますね」
「いったいどういうことだ…?」
ヒューゴも小声で言うと、フィルが少し震えた声で言った。
「あの枠の奥からこんな大群が出てきたりしたら、命が幾つあっても足りなそうだ」
すると、ジミーが付け足した。
「だよな。アクセサリーのレーザーで倒すにしても、ものすごい時間がかかりそうだよ」
作者はメンバーの姿を見て言った。
「でしたら、今すぐここを立ち去りましょう。彼らに気付かれる前に」
「はい」
4人は同時にうなずき、作者とともに小走りでその場を後にした。移動中、フィルとスティーブンは頻繁に後ろを確認していた。
悪霊猫の中には、一瞬こちらを向いて、ギラギラした目と鋭い牙をむき出しにして邪悪な笑顔を見せる黒猫や、右斜め下から現れて一瞬しかめっ面を見せて上方に移動するトラ猫も居た。
それらを見て、フィルがおののきながら言った。
「これ……僕がつい昨日見た夢と全く一緒の光景だ…」
作者は静かに言った。
「何だか、みんなが見た悪夢の光景が続いてますね」
「いったいどういうことだ…?」
ヒューゴも小声で言うと、フィルが少し震えた声で言った。
「あの枠の奥からこんな大群が出てきたりしたら、命が幾つあっても足りなそうだ」
すると、ジミーが付け足した。
「だよな。アクセサリーのレーザーで倒すにしても、ものすごい時間がかかりそうだよ」
作者はメンバーの姿を見て言った。
「でしたら、今すぐここを立ち去りましょう。彼らに気付かれる前に」
「はい」
4人は同時にうなずき、作者とともに小走りでその場を後にした。移動中、フィルとスティーブンは頻繁に後ろを確認していた。
作品名:LOVE BRAVE外伝 第3話 作家名:藍城 舞美