『 ポケモンゴーが流行ったカラ 』
昨日、海へ行った。行きたい行きたくないという事は言っていられず、それは敷かれたレールに乗って行かなくてはならない夏の行事だった。
海は混雑しており、着替える場所も有料で、予想外の出費を嫌う性格がトイレ(便所)での着替えという厄を呼んだ。なんでもお金が掛かる旅行や行楽地に限って、お金が無い。何もないのに、更に楽しさまで奪われるような時にしか、旅行はやって来ない。予算6000円で日帰り、近隣の海なのに、一円も残らないで帰宅した。
海の中で、足にコツっと当たったのは、ポケモンマスターボールだったのだ。そのことで、私は6000円遣ったことを悔やまないことになった。いつ、そのモンスターは私のもとへ届けられるのだろう。
卵が孵化するまでの期間、ずっと死にそうな重い気持ちを抱いて、待ち続けなければならないのか。もしかすると、周りで泳いでいた謎の外人等が捕まえられただけだったらば、問題ではないのか。そして、予算6000円は高すぎたのではないか。
考えるべきことはまだ、山程ある。そして、結論は、ポケモンゴーが流行ったから?になった。ちなみに、もちろんそんなのどこでも嘘だし海の家には住んでいない。
作品名:『 ポケモンゴーが流行ったカラ 』 作家名:みゅーずりん仮名