中二病ってなんだろう
ふと考えてみた。
簡単に言うと、その言葉の通り、中学二年生(思春期)に陥りやすいある種の精神病なのだが。実際はもっと複雑なものである気もする。
あくまでこれは僕の経験からだが、一言で言うと、「世界は自分中心に回っており、そしてある種の特殊なストーリーを自分の人生の中に結び付けていく」ということ。
これを一般的に言われる具体的な例に挙げていくと、不良になる者、漫画アニメに影響されてその世界観に染まる者。とりあえず、思いつくこの二つを挙げてみよう。
後者の影響される人間、これにはすごく僕も共感できるしまた理解できる。なぜか、理由は簡単だ。漫画やアニメは現実に存在しない、起こらない出来事つまり“ファンタジー”を表現しているのだ。よって、こういう起こるはずない出来事が起きてほしいという願望が浮かぶ。もしかしたら、ある種の現実逃避なのかもしれない。しかし、本人にその自覚はない。そして、一度、そのファンタジーを見れば現実がつまらないものに見えるのは当然、もはや、苦しみさえ感じるだろう。中学二年とは、これも僕個人の意見だが、人間関係というものに最も、真っ向から向き合う時期であろう。ちなみにこれもまた自分の意見だがこの時期にいじめが一番多かった気もする。これも相まって“中二病”発症の原因が上がるのだろう。
つまるところ、これは思考が生み出す逃走の産物であろうか。
不良はどういうところがいわゆる中二病であるのか。不良の方にぜひ教えていただきたいのですが、そんなことを聞きに行けるはずもないのであるが。だが不良がなぜ不良になるか、それを少し考えてみる。まず、頭に浮かんだのは様々なつらい現実からの逃避。あ、一緒じゃん。なるほど、理解しやした。
作品名:中二病ってなんだろう 作家名:ikomashun