人工知能搭載二足歩行ロボット
まだ人工知能やロボットといった物が世間に浸透していない中、
僕の家には二台も人工知能搭載二足歩行ロボットがいる。
しかもかなり優秀だ
朝起きると当たり前のように何かしらの食べ物が用意されてある。
もちろんAIロボットの気分によって用意されるため、僕の食べたい物ではないことはある。まあそんな時は食べなければいいだけの話で、僕は1人で外食に行く。
洗濯もやってくれる。
洗濯物を洗濯機の中に放り込んでおけば、
あとはAIロボットが僕の部屋にたたんで置いといてくれるのだ。
中でも優秀なのは掃除かもしれない
僕は基本的に掃除が嫌いで、車の中など
ペットボトルやらコンビニの袋で散乱していることがある。
そろそろ掃除しなきゃなーなんて思った矢先には
優秀なAIロボットが綺麗にしてくれる。
これは非常に有難い。
しかし、このAIロボットは素材自体が古いためもう少ししたら壊れてしまう可能性がある。そうなると面倒だ。メンテナンスをしなければならないのは僕だし、使い物にならなくなった時の処分には手間とお金がかかる。
そうなる前に売り飛ばすなどしてどうにか対処したいものだ。
それが今の僕の悩みである。
ところで僕の両親は健在である。
幸いなことに健康に毎日を暮らしている。
ただ、僕は親孝行というものを考えたことはない。
作品名:人工知能搭載二足歩行ロボット 作家名:ダン