HAPPY BLUE SKY 後編5-2
*ここからR−18シーンあり。
カジュは俺の肩を握り締めた。これは俺が教えた【サイン】の一つだ。カジュは元々、感度の良いボディだったようだ。抱く度にカジュは敏感に反応するようになった。そんなカジュを見ている俺はますます、自分が熱くなるのがわかった。24歳のカジュにこの時間の良さを教えたくて俺自身努力した。痛がりでシャイなカジュをリラックスさせ、また感カジュの感度を上げるこ‥またそれで俺も満たされていた。
シャイなカジュはまた顔を赤らめながら俺の首に腕を回した。また呼吸する速さも変化したのを俺は気づいていた。
「もうダメなの?kazumi‥まだ始めたばかりなのに」
「う‥ん」俺の耳に掠れた声が聴こえた。
「‥‥もう少しだけさせて。また‥感度も変わるからさ。な‥」
「うん‥でも加減してね。クゥ」
「うん。ほら‥」俺はカジュの背中に手を入れて抱き起した。
俺はまだ息が荒いカジュの身体を少し力を入れて抱きしめた。俺もいつもより息が荒い。また俺の胸の中で顔と耳まで赤くしたカジュがまた愛おしく思えた。また感じさせてやりたい‥そしてもっとカジュのボディを堪能したいと思った。俺はカジュの顔を指で少し上げて貪るようにカジュの唇を吸った。またカジュも一段と顔を赤くしながら、俺の唇を吸った。俺はそこから本能のままカジュを抱いた。
ホテルを出る時には俺の腕をしっかり握らせて歩かせた。カジュはどうやら足に来るようだ。モンスターパワーをしているが、このエリアは別みたいだ。初めてカジュを抱いた時にわかったのだ。終わった後はカジュは足がフラついて俺の前でコケた。それからは終わった後は、俺の腕を掴ませて歩かせることにした。
「まだ足痛い?オンブしてやろうか‥マンションまで」
「うん。でも‥それはマズイでしょう。それに恥ずかしいよ」
「うんうん‥足はどうしたのって聞かれたら答えられないよな。ッハッハ」
「うん。でも‥そういう風にしたの誰かな?」
俺は腕を伸ばしてカジュの肩を抱き寄せた。
「俺ですよ‥35歳の彼氏は頑張りましたから!ッデェ‥すみません。彼女様」
俺はカジュに脇腹をツネられた。調子コキすぎで…
入国してから4ヶ月が経った。カッジュは【女】としての色気が出るようになった。またボディ・感情も共に成長していった。毎日、カッジュを見ている俺でも気がつくぐらいだ。また、着ている服もアンダーウェア類も変わった。家事はカッジュがほぼ引き受けてくれているが、俺だってタマには手伝う。今日はカッジュが支部で研修を受けていて、カンパニー勤めの俺は休みだった。朝にカッジュがタイマー予約していた洗濯物を、ベランダに干すぐらいの事は俺にもできる。ベランダで、タオルやウェアをシワを伸ばして手で軽く叩いて干していく。一番最後にメッシュ・ネットの中の物を干して終わりだ。ネットの中を見て、俺は思わず自分の手で鼻と口を押えた。口から出そうになった言葉を飲み込むために、鼻と口を手で覆った。
部屋に戻ってから、不思議な事に笑いが込み上げてきた。
「ックック‥ありがとう。俺の目も楽しませてくれて‥キュートだね!彼女のアンダー類は。っと‥傍から見たら【変態】と思われるな‥俺」
偽夫婦生活中だが、俺はこの数ヶ月‥カッジュに楽しませてもらっていた。色んな事で‥
支部で研修を終えた私は、与えられた部屋でレポートを作成していた。家に帰ってからでもよかったのだけど、ここの部屋の方が安心してレポートができる。その理由は、私が持って帰って来たテキストが、隠しカメラに映ることもあるかもしれないから。少佐もその方がいいと言った。後1時間で終わらせよう‥私はペンをまた一段と早く動かした。あと1行でレポートが終わる所で、内線電話が鳴った。私はレポートを書き終えて、隣の部屋に入室した。そこにいた人物を見て思わず声を上げてしまった。また、相手も私を見て笑顔を返してくれた。その人物とは‥
アーノルド主任とヨル先輩だった。また、後方デスクにはワーグ中佐殿もいた!
「アーノルド主任!ヨル先輩‥中佐ぁ!」
私は二人に駆け寄って行った。また二人も笑顔で‥駆け寄った私に軽いハグをした。
部屋の中では笑い声が絶えなかった。またこの3人の来訪で少佐も支部に呼び出されていた。約4ヶ月ぶりにみるアーノルド主任・ヨル先輩・ワーグ中佐だ。またヨル先輩は研究所での任務を終え、隣国のXXX大学に聴講生として潜入していた。その経過報告の為に支部に来たそうだ。アーノルド主任・ワーグ中佐殿はC国に会議出席の為に来訪していた。
「カッジュぅ‥コーヒー入れてくれ!もうカッジュがドリップしたコーヒーが飲みたくてさ。TOP3人はちょっとした禁断症状だぞ。他のヤローが入れたのマズイんだ。そこの少佐もカッジュが入国した時に、同じ事を言ったそうだね」
少佐は持っていた雑誌で軽くアーノルド主任の頭を叩いた。
「うっせぇ!おまえは上官をネタに笑うのか?アーノルド」
「すみません。先輩!お許しを‥4ヶ月も離れていたから寂しくて」
私とヨル先輩はワーグ中佐の顔を見た。ワーグ中佐は笑いながら言った。
「クラウス君とアーノルド君は同じカレッジなんだ。2年下でね!またゼミも同じで仲良しだったそうだよ。クラウス・デ・ウィル・ボンバードの金魚のフン男ってニックネームあるよ。そこのアーノルド・ハンダーズは」
知らなかった‥少佐とアーノルド主任がカレッジの先輩・後輩だなんて。
「そうなんッすよ!この男、俺の後ばかりついてきて。鬱陶しくてね」
「すみませんね。でもクラウス先輩と歩いてると面白くて。この先輩は昔からいたずら好きで‥っぐ」
少佐はそれ以上しゃべられてはマズイと思ったのか、アーノルド主任の口を手で押さえた。いい事を聞いた‥今度はそのネタでカラかってやろうと思った私だった。後で‥
「カレッジ・ネタでカラかったら、オシリ叩くぞ!」と少佐に凄まれた私だった。
やってやろうと‥思ったのに残念だった。
作品名:HAPPY BLUE SKY 後編5-2 作家名:楓 美風