詩⑩
死にたい けれども 生きたい
気分屋な心が波に落ちて死にたがる
這い上がれば青い空が僕を見守るのに
繰り返す自己分析 現状分析 人間関係整理
部屋中荒らして 死にたい理由を探す 生きたい理由を探す
惨めに 惨めに 縋り咽び泣くように
掻き毟った後のぐちゃぐちゃの心が また迷子になる
ただただ生き抜くことが下手だった
死にたいも生きたいも特別ないって
自分じゃない誰かが言った
なんて寂しい事だろうか 僕の心は あなたの心は
人は一人じゃ生きていけない
ここまで生きて来れたのには 下手なりにも
誰かの支えがあって だからなんとかここまでこれて
それさえあれば生きる理由になれるんだ
瘡蓋が剥がれ 世界が広がる 少しは上手になったかな